神保町花月『あいつにメガトン』
あらすじは割愛。
エンディングで押見さんが仰ってましたが、『渡辺直美がアクション』『でっかいグーにパンチされる』コンセプトのお芝居でした。すっかり昔のことなんで、ちょこっとだけ。
グランジが神保町に出た＝遠山絶賛がデフォな私なんで恐縮ですが、今回もいいじゃん！いいじゃん！って芝居を見せてくれて大満足です。遠山さんのなんてことない人を演じるのが好きなんですが、今回はちょびっと*1だけ気持ち悪い感じで。直美ちゃん演ずるさやちゃんに「なんでわかんないんすか。好きなんですよ。」って告白するシーンはむちゃくちゃ気持ち悪いんですがちゃんと気持ちが伝わってくるんですよね。全体的にお芝居よりお笑いの要素が強いのに、演者全員がちゃんとお芝居できるからメリハリがしっかりしてて見てて楽しかったです。
あとは池谷さんの殺陣。MOMO−TAROやBENKEIよりは軽めのものだけど、やっぱりキレがあるから見てて軽やかだしとにかく格好いいんだよなー。そんな格好いい殺陣をやっときながら、さやちゃんに「セックスさせろ」だの「俺はセックス大統領♪」って唄ったり自由だな、おい。押見さんは出で立ちこそあんなでしたが、*2基本むっちゃ男前でしたよ。「面白くなってきたな」と時のにやりとした顔も、最後メガトンを受け瀕死のの状態でさやちゃんの頭を良い子良い子と撫でるときの優しい表情とか、どれも抜群に良かったです。押見さんはたまにドキッとするほど優しい表情の芝居をするので反則だと思います。
大さん、五明さん、スリムクラブの4人の殺４はずるいでしょう。完全に笑い担当でしたね。見に行った回で、大さんが顔を黒く塗って客席にぬっと現れたときは心臓が止まるかと思うほど恐かったです（笑）あと五明さんの切ない恋バナ。そして内間さんの天皇ネタ。どちらも違うベクトルでアウトです。
しかしなまじ池谷さんの殺陣を見てしまったので、がっつり主演をはる池谷さんが見たくなってしまったぞ。
