劇団ザ・おさむショー「あるニューハーフのはなし」


初めて体験する、おさむショー
売れっ子放送作家鈴木おさむさんが書いたホンでカリカが主役を
勤める芝居。
今回は2004年3公演連続のまずは1本目。

余談ですが客席には八嶋智人さんと坂井真紀さんが。
坂井真紀、ちょーほそーくてかわいかったー。

舞台はあるショーパブ。
そのショウーパブには昔伝説のシンガーが居た。
そのシンガーの名前は吉沢ミワ。
素晴らしい歌声、魅力的な姿。誰もがミワに求愛し、争った。
そしてミワは全員の男性の心をもてあそんでいた。
そんなミワに怒りを示した神様はミワに魔法をかけた。
その魔法とは、「ミワの姿を醜いニューハーフに」というものだった。
ミワは、誰にも知らせることも無くその街を出て行った。

しかし神様はミワに1つの救いを差し伸べた。
1年後のミワの誕生日になる12時ちょうどに、愛する男性とキスをしたら
元の美しい姿に戻れると。
しかし、愛する男性にはそのことを告げてはいけないと。

こんなストーリでしたが、構成が素晴らしかった。
なんと時間軸が後ろから進んでいく形だった。
まず初めに、一番最後の「結果」が示されて、15分くらいの感覚で
物語は巻きもどり「過程」が姿をあらわす。
そして、さっきまで疑問だったことがどんどん解決されていく。
そんな頭をフル活用して見なければ、分からなくなってしまうかの物語。
自分としては始めての演出方法だったので、新鮮で楽しかったです。
音楽は全てドリカムで、物語のキーとなる曲「すき」が何度も流れてて。