劇団ザ・おさむショー「秋のおのろけ公演 『才色兼備』」

ヒロイン(みさ)森三中・大島

社長      ハローバイバイ・関
マネージャー  カリカ・林

黒田      森三中・黒沢
メックス    カラテカ・入江
        ノンスモーキン・菊池
        ザ・パンチ・浜崎
組長      デッカチャン

ミサ      久保恵子

OP
学園天国の流れる中、ドレスアップした大島をタキシード姿の関
スーツ姿の林が「なんて美しいんだ」と取り合う。
そこに現れた、掃除婦姿の黒沢。
「どこが美しいんだ」と2人に問う黒沢。
そのまま、役柄そっちのけで森三中の大島と黒沢として喧嘩をはじめる
2人。
黒沢は今回の舞台のチラシの自分の扱いに不満があるらしい。
絵の小ささもあるが、何より役柄の「いやな女」という役柄に不満。
しかし大島は「だんなとベッドの中で決めた」と。
黒沢は、関と林にも突っかかる。
「関さんがおさむさんにこびている。もっと昔は毒づいてた」と。
それに触発されて「(大島さんに)ブサイクなんだよ」というも
大島「明日は金成さんに代わってるんだろうね」といわれ、態度を豹変。
しかし林の一言「おのろけはここまで!」で暗転。

本編開始。

舞台は2004年の東京。今。
ただひとつ違うのはこの世に「ミーシャ」と言う歌手が存在しないという事。
「Everything」や「つつみ込むように・・・」という歌がまだこの世に出て
いない世界のお話。

舞台はとある芸能事務所。
林はそこのマネージャーである。
事務所といっても、先代の社長が亡くなって息子が継いだ途端に経営は
傾き、所属しているのは「ラブリー」というシンガーソングライターのみ。
ラブリーの書く曲は素晴らしいのだけれども、ラブリー本人がオカマのために
全くヒットせずにいる。

「もう恋なんてしない」に乗ってラブリー登場。
「オカマのカマキリ、オカマキリ。ぃやんっ」といいながらラブリー登場。
今日は、ラブリーの書いた新曲を歌う女性アーティストを発掘する為の
会議が行われる。
しかし、肝心の社長がまだ現れない。
そこに、掃除のおばちゃん(大島)が現れる。
「おばちゃん」と親しげに呼ばれている。
次に、一人の女性が現れる。六本木のキャバクラ嬢の「ミサ」と言うらしい。
どうやら、社長がかなり入れ込んでいる女性のようだ。
しかもラブリー曰く、「ミサは、あらゆる社長やヤクザの組長の愛人をしている」
らしい。

そこにギャル男ぽい社長の登場。
やはりミサに相当入れ込んでいるよう。というのも今回ラブリーの曲を
ミサに歌わせて、デビューさせようという魂胆らしい。
どうしても納得のいかない林は、「まずはミサの歌唱力を聞きたい」と。
ミサが歌ってみるも、残念な結果に・・・。
しかしごり押しをしようとする社長。
そこにどこからともなく素敵な歌声が聞こえてくるが、その音源が分からない。
よくよく探してみると、その音源は掃除のおばちゃんであった。
ラブリー「私の歌を歌いこなせるのは彼女だけ!」と林と盛り上る。
認めたくない社長はある提案をする。
それは「掃除のおばちゃんをミサのゴースト歌手として売り出す」と言うこと。
反対する林たちであるが、掃除のおばちゃんはミサと同じ「みさ」
言う名で、その上年齢まで同じと分かり二人は意気投合。
ミサは「方法はなんであれ、有名なりたい」みさは「どんな方法であれ、
歌声を聞いてもらえればいい」。
ということで、ゴースト歌手としてミサを売り出す事に。
このことは「5人だけの秘密」。

そこに、菊池・浜崎・入江のビジュアルバンド「メックス」登場。
どうやら売り込みに来たらしい。
今回も「リーダーのすごいところ」をたくさん教えてもらいました。
お酒の一気はなしで。

ミサのデビュー曲は30万枚を超える大ヒットとなった。
そして2曲目を出す事になったミサとみさ。
ラブリーは曲は出来たのだけれども、なかなか素敵な詩が書けない。
ミサ「私、詩を書きたい。だって印税が入るでしょう?」と。
印税のために詩を書くミサ。

そこに、バブカ記者の黒田が「何かいいスキャンダルは無いか」と事務所に
やってきた。
黒田は元々この事務所に所属のシンガーソングライターであったが
全く売れなかったうえに、同僚のタレントのスキャンダルをリークしていた
という最低のやつだった。
黒田「何かスキャンダルないかしら〜?」
関「スキャンダルなら教えてやるよ。」と暴露のコーナーに。
関「森三中の黒沢は、イン○ルスの○下が大っ嫌いで死ねば良いと思ってる」
思いがけないスキャンダルに焦りまくる、黒田。
しかし、「黒田じゃないから黒沢が嫌いなだけだから」とけしかけられ
何で嫌いかを話し始める黒田とみさ。
黒田「黒沢だけじゃなくて、森三中みんな嫌いです。」
みさ「先に森三中がテレビに出始めた時に、かなり文句を言われた」だから。
どうやら「3人とも『死ねば良いのに』と思っている」らしい。
逆に関さんに暴露された形になって撃沈して帰る、黒田。
ミサもみさを連れて帰宅する。

数日後、ミサが詩が書けたと事務所にやってくる。
出来た「Every Thing」
素晴らしい詩に一同、ヒットを確信する。

そして2曲目発売。思惑通りに「Every Thing」は大ヒット。
しかし、嬉しそうではないミサ。
ゴースト歌手であるがゆえに、ヒットの実感もなく嬉しさがあまりないらしい。
ミサ「カミングアウトしたいなー」しかし、みさ「しないほうが良いですよ」と止める。
するとカミングアウトする怖さを話し始める、ラブリー。
ラブリーは整形の上植毛までしているとカミングアウトする。
社長をはじめみんなラブリーの頭にしか目が行かなくなる困った事態に。
ラブリー「絶対秘密だからね」

そのときまた、売り込みの3人組「メックス」が今度は違う売り込みに来た。
その情報とは「ミサが組長と腕を組んで歩いている」写真だった。
自分だけが付き合っていたと思っている、社長はパニックとなり
「この写真事務所が買ってくれないなら、バブカにでも売る」というリーダー
に思わず自分とミサの関係を話してしまいそうになる社長。
そこに「私がその写真買うわ」とバブカ記者の黒田がやって来る。
黒田「まだまだミサの招待を暴くことをやめないわ。『狙い撃ち』よ」と
黒田、狙い撃ちを熱唱。「メックス」の三人は今回もきれいなコンパの
カラオケ合いの手という芸を披露。

黒田とメックスの4人はひとまず退散。
ミサの秘密がばれてしまうのを恐れたのと、ミサに売れているという
実感を味あわせるためにライブを行う事に。
しかし、ゴースト歌手がいつまでもごまかされるわけもないので
「1曲のみの、無料ライブを開催する」ことに。
林「絶対に秘密は死守すること」
その話の中、事務所の後ろにあるスパイダーマンの人形が黒田になり
この話を聞いている。

無料ライブ前日。
ヤクザの組長宅にミサがいた。
ライブに来ないでといわれた組長が、それならばと「今ここで歌って欲しい」
といわれるが、ゴーストの為歌う事が出来ない。
ミサは「明日ライブだから、歌う事は出来ないの」と苦し紛れに
言い訳をする。
そんなミサに疑いを抱く組長であるが、ミサはリハーサルを言い訳に
組長宅を去る。
そこにバブカの黒田が現れる。
そして「ミサには秘密がある」と言い、組長の力でその秘密を聞き出して
欲しいと。
そのために明日、ライブの本番中に楽屋を訪ねる事に。

ライブ前日の夜。
ミサの部屋に、みさが来ている。
壁にかかってある富士山の絵を見て、「自分で成し遂げる事が気持ち良い」と
言う話をするふたり。
ミサに何かを決心したような表情が浮かぶ。

ライブ当日。
みさに「本番、何があっても歌いつづけてね」と言い残してミサは
ステージへと向かっていった。
そしてみさは楽屋に残り、ここでモニターを見ながらミサにあわせて
歌う手はずとなっている。
そこに黒田と共に組長が乗り込んでくる。
力ずくで事務所全体で隠しているミサの秘密を言えと迫ってくる。
社長の中では秘密が「社長と付き合っていること」なのか「ゴースト歌手の事」
なのかが分からず悩む。
そこで、ラブリーの整形と増毛の秘密を喋ってその場をごまかそうとするが
秘密をばらされたショックから思わず「社長とミサ」のことを
喋ってしまったラブリー。
しかしここでみさが一言「言います!ミサはレズビアンなんです!」
みさ曰く、社長も組長もミサとはなんの関係も持っていないらしい。
しぶしぶその事実を認める二人。
そして今までのことを考えると、ミサの行動の全てに納得がいく事に
愕然とする2人。
組長の世間体を考えて、何も記事にする事が出来なくなった黒田と
共に楽屋を後にする2人。

ミサがレズだと分かり、落胆する社長。しかしそれはみさの嘘。
組長を納得させる為の嘘だったらしい。
何もかも解決して、なんとか本番に間に合った。

ライブ本番開始。
順調に歌っていたのに、突如歌う事をやめてしまうミサ。
みさはみさとの「何があっても歌いつづけて欲しい」という願いの元
歌い続ける。
林「曲をとめろっ!」
そして「今まで皆さんに秘密にしていた事があります」と話し始める。
ミサはゴースト歌手で本当はみさが歌っていた事。
そして「Every Thing」の歌詞を書いたのもみさであること。
みさが好きな人のために思いを込めて書いた詩である事を告白した。
そして楽屋に戻ってきたミサ。
昨夜、みさと部屋で話していた時に「自分で頑張ったからこそ、得られる喜びがある」
この言葉で、今まで秘密にしてきた事を告白しようと心に誓ったらしい。
今までは全てを自分が有名になる為の踏み台にしてきたという。
組長もしかり、社長もしかり。しかしそれが嫌になったというのだ。
そして、「Every Thing」の詩の話に。
みさが思い込めて詩を書いた相手、それは社長であった。

数ヵ月後。
新生みさのライブである。
みさだけでは心もたないのでと「みさwith社長」として再デビューと
なったらしい。
しかしここで大変な事が発覚する。ラブリーが社長とみさの衣装を
間違えてわたしてしまったという。そのままライブが開始される。

スパイダーマンの全身タイツで熱唱するみさの隣りで
満面の笑顔にフリフリのキャンディキャンディのようなドレスで
タンバリンをたたく社長の姿が。


ED
次回は10月によゐこを迎えての本公演。
その次は12月に好評につきの再演である「ミスチル物語」を
そして次々回公演も決定しているという事で2月に公演があると。
まだ発表は出来ませんがと10月に2月公演の詳細も発表される
とのことでした。


はじめは「あるニューハーフの話」とかぶっている感じがして気になった
のですが、売れっ子作家がそんなことをするわけもなく
またもや面白いお芝居を見せてもらいました。
大島さんの歌声をこれでもか!というほど聞き、「これがおのろけ部分ですね」
と妙に納得しながら
関さんのキャラクター設定にびっくりしたり。
林さんのスーツを着ないキャラもそろそろ見たいなと思ったり。
いつもの3人組は酒を一気しないだけで、いつも通りな感じだし
菊地さんのキャラはウザサ加減がとってもはまってしまいまして。