「頭蓋骨を抱きしめて」特別公演 〜トークライブ〜

カナリア/ランディーズ/すっちー
レアレア/NSC12期生乾君
鈴木つかさ

トークライブなので、簡単に箇条書きに。
・4日目でのトークライブということで、「見た人、見てない人」アンケート。10人強の「未見」のお客様がいるものの、ネタバレしないと喋られないということでしゃーないなと。今日のトーク聞いても本編は面白いだろうし、もう見んでもええと思うかもしれないし。
・MCはカナリア安達氏。テーマに基づいてトーク
・そのほかの方は劇中の衣装・メイクのまま。なので未見の方が数名いるとわかった瞬間崩れる二人。レアレア桑折氏とすっちー。
桑折「めっちゃちょけてると思われるやん」とサントスメイクで訴え。
■ハプニング
・稽古はずっと大阪で行われていた今回のカナリア班。衣装や小道具は東京に来て初めて渡されたとか。須知さんの為に用意されたヒゲが3/4が王様のようなくるんヒゲ。本番で付けたヒゲも当初の役のイメージとは違ったために、本番から急遽キャラ変更。
・ちょけ過ぎるランディーズ中川氏。痛がるときに「おー、おー」と痛がっているところを、そのとき支えてくれている大浜さんにだけ聞こえるように「おーはま、おーはま」と痛がっている。他のバージョンとしては「俺保険証ないねん、保険証ないねん」
・高井さんは鈴木さんのつけた動きどおりに演じているので思い切りバットを振ることができるけれども、中川さんは動きが定まって無いから当たってしまうという安達さん。中川「ほんまに何度もあたってんねん。俺先輩やぞ。当たったら謝れ!」と本番中にも謝罪を強要(笑)
安達「『うおー!!』ってバット振りかざして、当たったら『すんません』って?」
・安達さんの後半の演技が本当に怖くなる、その他演者。高井「鍵閉めて、振り返る顔が怖い」
・後輩達に口々に「しっかりせい」といわれて、中川「これ(神保町花月)チャンスやとおもて東京きてんねんぞ!!」
■大阪組の神保町花月の感想
・ここでお手伝いとしてちょっとだけ出演の、乾君も実は大阪堺市出身と判明。
・「神保町の駅からここ(劇場)まで、40分かかった」中川さん、「神保町から劇場まで行けなくて、スタッフの子に迎えに来てもらった」須知さん。どっちもおじいちゃんやん。
・神保町はカレーと古本の町。カレーを食べに行った須知さん。
須知「そこのサラダがババほどでかい」
安達「表現が関西!」
・神保町豆知識。須知さんの仕入れた豆知識。
神保町の古本屋は一定の方向を向いている。なぜなら西日を避ける場所に店を構えるから。
■大阪稽古
・覗いてばかり。神保町の楽屋ブログや、出演芸人さんのブログにも書いてありましたが、その話。覗きに興奮しすぎて、鈴木さんにタメ口になる須知さん。あまりの勢いに「ああ、ごめん」と素直に謝ってしまう鈴木さん。
・安達泥棒疑惑。高井さんが奥様から結婚の記念に貰った(笑)ピンクの蛍光ペンがある日無くなった。その直前に安達さんに貸したので「あいつ、返さんと(東京)もどりよった」と憤慨する高井さん。結局、安達さんが大阪に戻るも冤罪でそんな追求のさなか当の高井さんの鞄の中からピンクの蛍光ペンが。しかも2本。桑折「それ、ボクのペンです!」
・高井さんののどがつぶれている。台詞言ってても「カスカスカスカス・・・」としか聞こえないと。ボンちゃんが痛がっている様がリアルですと、アンケートで褒められたので味を占めて次回からより痛がる声が大きくなったと。高井さんが台詞を言っている間も、声の大きさ変えずに痛がるから負けじと声張ってのど潰したと。安達「ええシーンも『ガッキーカスカスカスカス」としか聞こえへん」
・大浜さんのモノマネ。亀田の親父と井筒監督は決まっているけれども、3人目は完全な須知さんの無茶振り。ゲネプロの時点で何言っているかわからんほど声がちっちゃかったのは、何を振られるか怖かったから。何日目かに、『大西ライオン』と振ったら全員が『心配ないさー』だと思ったのに、大浜さんがやったのは『キャンプだホイキャンプだホイ、キャンプだホイホイホイ♪』
・この辺りで、劇中と同じように「ダンダンダン!!」と戸を叩く音。客席・舞台全員がびくっ!!となったところに、劇中のボンちゃんのように転がり出てきたのは、大宮の営業からすっとんできた演出のプラン9鈴木さん。
・演出家を交えての稽古中の話。やっぱり最初に話に出るのは覗きの話。そして演出家らしい話も。とにかく「たーちんが動きを覚えへん」。安達さんとかは動きを着けたら、さっと台本に書き入れていくのにそれをしない。最初は「たーちん、いまそこかー?」とか注意していたのに、5回目には「ペン持って!!」
■リフレッシュ法
・高井さんはマッサージ。高井「本気で殴られる!って思うから、筋肉がぎゅってなって終わるともうぐったりする」というと、「いいやん!!」とめっちゃテンションの上がる鈴木さん。演出家だね。
・安達さんの演技について。演者もあの目つきを見ると「本気でやられる」と怖くなると。鈴木さんまで一緒になって言うので、安達「あなたの言われたとおりに演じてます」と。
・ボン「『おもちゃ見たいに足プランプラン〜』の時に、あんなに安達さんが飛び跳ねているとは思ってなかった」と。あるときいつもと違う向きで倒れていたら、そんな安達さんが見えてびっくりしたと。
たーちんと須知さんはなぜか滞在先のホテルがツインルーム。鈴木さんも高井さんも一人部屋なのに。須知さんのホテルでの奇行を問い詰めた結果の名言。
須知「一日たりともエロを忘れたらダメなんです」
・高井さん銭湯ですべる。酔っ払って銭湯に行って、思わず転んでしまった高井さん。そのままタイルに転んだまま爆笑。見ていた鈴木さん「こいつ、気ぃ狂った!」っと怖かったと。
・元チャイルドマシーンの樅野さんと飲みに行った高井さん。トイレに行くも、「東京のご飯屋のトイレは入ってからが遠い」という理由で『間に合えへんかった』と。すると樅野氏も「実は俺も・・・」と良く見るとズボンがびっちゃびちゃ。おじいちゃん2人目。
・中川さんはほんまにもてへんようになった。昔baseにいた頃はWEST SIDEとかいってめっちゃもててたのに。劇場から出るのも一苦労で、女の子に囲まれては電話番号を渡されたり。今となっては・・・。そんな中川さんなので、最近珍しく(笑)綺麗な女の子から電話番号を渡された時も、『これ絶対引っ掛けや!』と。中川「だって俺だけ、(神保町で)ファンレターも差し入れもいっこもあれへん!」
■新喜劇病って?
・基本発信元は中川&須知。劇中でも、普通に「捕まえたで!」といえばいいものを「つ〜かまえたで〜」と。
・もうこれは『チャーリー病』。
・真剣に演技について相談していたボンちゃんの悩みを聞いているかと思ったら、最後の最後に新喜劇病でちょけたためにあのボンちゃんが本気でキレた。
・その割りに、珍しく稽古で褒められたときはチャーリー師匠っぽく返すのかと思ったら普通に「そぉかぁ」と照れるだけってなんやねん!
■大浜、幻の医者役
・本当は冒頭の医者役は大浜さんの1人2役の予定だったけれども、意味深になりすぎるので却下。出番が少なかった大浜氏。
・こんないかつく見えるけれども、大浜氏はちゃらい。「だってな、大浜キャップ斜めに被ってんねん」大浜氏曰く「フレッシュさは斜めでしょう」
■名シーン
・ボンちゃんの思う名シーンは、須知さんのケツフック。あんな綺麗なケツフック見たこと無い。
・サントスのMAXは交尾のシーン。
・複数回見た方のアンケートで、サントスがコンビニに行くシーンで廊下から手を振っているのが、このあと殺されるんだなと思ったら悲しくなった。
・中川さんの命乞いのシーンはうそ臭すぎる。わざとうそ臭くやってんのかと思ったというアンケート多数。安達「ボク、台詞じゃなくて本気で『嘘付け!!』って行ってますから」


以上です。
芝居の性質上ネタバレしないとトークが出来ないということで、本当先に1回見といて良かったなぁと。ま、ネタバレされたところでこの芝居の凄さ、凄みは変わらなかったと思いますけれども。舞台上が全員関西弁なのも、個人的に青春時代を象徴するランディーズビッキーズという二組を見れたのも懐かしい気分で一杯になりました。ちょける先輩をたしなめるカナリアという図はその頃を考えると新鮮だったし。本当楽しかったです。時間帯が遅かったので一瞬どうしようかなと躊躇したのですが、やっぱり見に行っといて良かったなぁと。若干このトークが明日の本編中に頭を掠めて笑ってしまわないかが心配です。