神保町花月「グッドコマーシャル」(11月)

これも書いてなかったんだなって自分にびっくり。個人的に西野さんの脚本が物足りなく感じるので、今回もカリカ平田敦子3人芝居なのに脚本が・・・とちょっとしょぼんと。ま、脚本家先生のネームバリューでこの3人でGOが出たと思ったら仕方ない話ですが。と愚痴っぽいのはこれまでとして。やっぱり本は物足りなかったんですが、その物足りなさをぐわっと払拭させてくれるほどの役者の力をまじまじと見せ付けられたというか。平田さんの1人芝居で始まり、開始早々ぐっと話に入り込めたところで家城さんの登場。また家城さんの芝居が好きなものだからたまらなくて。本当に家城さんは何気ない人物を、さらっと丁寧に演じてしまえるから見れば見るほど好きになって困ります。そして満を持して登場のキャラクターの濃い林さん。やっぱり林さんが舞台に出ると、ぴりっとしまる気がする。それだけの存在感。ラストにかけて劇中劇というかドラマ?(映画でしたっけ)を撮るシーンがあるんですけど、そのときの3人のパワー。特に家城さんが圧倒的でした。このシーンの為に前半があったんだなって。脚本家先生曰く、これは矢瀬町三部作らしいのであと1本ですね。今年中にあるのかしら・・・。