神保町花月「海は青」(10月)

山田花子さんの記念公演でしたね。実はちょっと苦手な芝居でした。言葉の洪水に飲まれたというか、つるんと自分の中を通りすぎてしまって残らなかったというか。私は千秋楽に見たので、だいぶ大さんの台詞が大さんの言葉となって出てきてたのですがそれでもまだ花子さん演じる「海ちゃん」への深い愛情に説得力が足りなかったというか。ここがキーだったので残念だったかなと。逆に遠山さんはやっぱり上手すぎて、主人公よりも愛情が見えちゃってなんで海ちゃんが彼を選ばないのかって疑問が湧いちゃうほど(笑)でしたから。