LLR単独ライブ『ざわざわ 下北沢』
人間の執念って凄いね。雨だから会社から駅まで自転車使えなかったけど、間に合ったよ。しかしちょっと書きすぎました。今回の単独は漫才が多く、今後のライブ等々で下ろす可能性は大きいです。ネタバレしてますので、ご注意ください。
- 前々説:かたつむり章吾
章吾「止めた方が良いって言ったんだよ。絶対福田さん、おかしいよ」「ま、1時間半遅刻した自分が悪いんですけどね」
- 前説:かたつむり
林「あいつ(福田)は怒らせておけば良いんだよ」今回で4回目の前説です。このLLRの前説、成功したら卒業できるシステムなんですけどね・・・。前任のゆったり感は2回で卒業でしたよね?次もかたつむりに拍手の練習とかしてもらえそうですね♪
□漫才:補欠の友情
- 福田「最低の前説でしたね。」「章吾、一人で3分しか持たなかった」
- 福田「今日の体調は万全です。これでもかってくらい寝てきたんで」「寝すぎて気持ち悪いくらい」
- 福田「今日もね、終わったあと『もう半年くらいは勘弁してくれ』って気になるくらいのライブを目指します。」←そんな魂胆があったとは・・・。
- 実力1軍でも頭があれで6軍。「グローブ、美味しい」「1番、ファースト・セカンド」
- 『パパに頼めば、一撃なんだ』
■OPVTR:紙芝居(イトーがこうもりと戦う物語)-作:福田
□漫才:昔の単純な遊び
- 背中に字を書いて当てる。「すき」でテンションの上がる伊藤ちゃん、「すきま」でテンションの上がる福田さん。
■VTR:福田と遊ぼう
- 真の目的は、近頃めっきり太ってきた伊藤ちゃんのライバルになるであろうデブ芸人を、痩せさせようという企画。
- ジューシーズ赤羽さんの虚ろな目が(笑)
- 運動=かけっこって!
□コント:暗殺拳道場
- 隙有りん寺拳法のかたつむり章吾
- 「卑怯拳=どんな卑怯な手を使ってでも勝つ」
- 福田さんの膝蹴りを、「思わず出ちゃった」膝で受け止めて互いに悶絶する事故。
■VTR:福田と遊ぼう
- するすると木に登る福田さん
- デブと相撲してはしゃぐ福田さん。デブに担がれて、土俵から出されるもきゃっきゃ言って楽しそうだ。
□漫才:携帯のメモリーを消すタイミング
- パンツのお色直し。福田「単独だから(何本か)持ってきた」
- 福田「おれ、褒めて伸びるタイプだから」
- 伊藤「ナイス!赤パン!!」福田「絶対馬鹿にしてるー」
- 伊藤「何でみんな笑わねぇんだよ」
- 福田「笑いだけが欲しい」伊藤「ストイックだな」
■VTR:伊藤初めての自炊
□コント:スパイ
- 「歌の歌詞を演じてみて、後に歌う」をやってみよう。
- ♪僕はTシャツと破れたジーンズに身を固めたスパイ
- 微動だにせず歌う福田さん。
□漫才:鬼監督になる
- 前のコントの衣装のジーンズにジャケットの福田さんのあまりのダサさに会場騒然(笑)伊藤「完全に90年代ですね」
- 監督のアメとムチの比重
- マジで、福田さんがきつい(笑)
- ムチのテンションで「ティラミスはいかがっ!」
■VTR:伊藤初めての自炊
- 音が完全に「1万円生活」の割りに、明らかに鍋に入りきらない量の野菜を剥く伊藤ちゃん
- 人参を片手に、「次はたまねぎを剥きまーす」・・・伊藤ちゃん。
- 完成したのは鍋2、土鍋1に大量に出来たカレー。伊藤家レシピ=12人分。
□コント:もう恋なんてしない
- 伊藤ちゃんが「紅茶どこだっけ?」となった瞬間、会場中からくすくす笑いが。
- 伊藤ちゃん歌わせてもらえず。「歌うときなの、歌わせて!」
■VTR:悪口王決定戦(Bコースタケト/フルーツポンチ村上)
- 暫定悪口王の福田を倒しにやってきた挑戦者。
- 基本福田さんの悪口は「汚ねぇな」
- 影響凄く受けちゃったタケトさん(笑)
□漫才:伊藤に嫌われている気がする
- 福田「俺、近頃伊藤に嫌われている気がする」
- 別れ話の際のめんどくせぇ女な感じの福田さん。
- 福田「どこが好き?」伊藤「うーん、全部。全部」福田「おしり?」伊藤「臀部じゃなくて」
- 福田「肘ないほうがすきなんだ」
■VTR:2月某日「おしゃべり野郎」にて
□コント:ナンの精(イシバシハザマ石橋)
- 「ナンの精です」「だから何の精ですか?」無限ループ
■悪口王決定戦(ミルククラウン竹内/ポテト少年団菊池/ダイノジ大地)
- 独特な悪口の竹内さん
- 菊池「僕なんて優しさで出来ている」「人選ミスでは?」→試合開始と同時にイキイキと悪口(笑)
- 伊藤ちゃんに「響の方ですよね」といわれ、全力で「どうもすぃません」と乗る大地さん。
- 最終的に1勝3敗1分だった福田さん。福田「結局(僕は)良い人だったってことですよね」
□漫才:歌の歌詞しりとり
- 3度目のお色直し。
- 伊藤「お前今日、めっちゃ歌うじゃん」
- 伊藤ちゃんの代表曲「一杯一杯ちょうだい」
■EDVTR
とにかく漫才がこれでもか!って見れたので大満足です。あのB’zが流れる瞬間(特に『IT'S SHOWTIME!!』)のワクワクが6回も味わえたなんて。最近のLLRの単独は、変化球過ぎる漫才だったり最後の福田花月や茶番な漫才が多くて楽しいんだけど・・・って感想になりがちだったんです。でも今回は素直に「あーLLRらしい、漫才師の単独ライブに行った!」って気になりました。若干下ネタというか、腐に傾いた漫才も多かったかなと思いましたけどね。1本目は本当初めてLLRの漫才良いなと思った頃のいわゆる王道な漫才で楽しかったです。多々登場するアホの子も好きでした。2本目は途中からただただイチャイチャしやがってって思いましたけど、そんな中に「隙間」って言葉でテンション上がるくだりが入っている感じがいいなーって。「おしりは隙間じゃなくて、割れ目」って冷静なひと言が忘れられない。3本目の漫才は「携帯のメモリーの消し方」でボケていくのかと思ったら、実はボケに対する伊藤ちゃんのリアクションへの反応が主で。こういう2段構えな構成の漫才大好きです。まこれも最後のほうは2人がいちゃいちゃしてるだけなんですけどね。4本目はただただ気持ち悪い(笑)福田さんがただただ気持ち悪い(笑)ファンでも途中から「もういい、もう十分」って思いましたもの。5本目は路線で行くと「結コンビ式」とか「豚のモモ」に近いのかな?何かを何かに置き換えるタイプの漫才。嫌いじゃないです。「肘をなくした福田さん」に爆笑して「そっちが良い」って言っちゃう伊藤ちゃんとか。楽しそうだなーって。最後の漫才はただただ歌いたいだけでしょう。LLRの漫才にたまにある「会場中の誰よりもLLRが楽しくて面白い」漫才。しかし本当に今回の単独では福田さんの歌を一杯聞いたなー。
コントは新しい形のもの多々。いつものクローズアップや茶番無し。一緒に見てたコント畑な芸人さんのファンのお友達曰く「コントになると隙だらけ」(笑)確かにコントになると一気に出来ない子になりますよね。一つ目のコントは綺麗さっぱり伊藤ちゃんはひとくだり忘れちゃうし、でもってへらへらしちゃうし。カンフー着のボタンが取れたら、流れとめてつけることに一生懸命になっちゃうし。戦いのキメ時はことごとくずれるし。でもLLRは漫才師なんだもん!と見ると、微笑ましくしか見えないです(ダメファン)秘儀の言葉のチョイスは好きだったな。『秘儀・高校時代の関係に戻る拳』『秘儀・尺的にもう終わりだと思わせる拳』伊藤「宇多田ヒカル流れたら終わりだと思うよ」
2本あった「歌の歌詞を演じてから歌ってみよう」は思いがけないところからきたコントで面白かったです。1本目、福田さんの一人芝居がもうどうしてくれようって思うほどの棒&大根だったのに、曲のイントロ流れてから会場がざわざわして、直立不動で福田さんが歌いだしたときは爆笑でした。歌詞と衣装までシンクロしてて、案外がっつり詰めてる!って思ったり。また2本目の伊藤ちゃんが歌えない流れも、リアリティで笑った!
『ナンの精』は上に書いたやり取りだけでも良いくらい、くだらないけど笑ったなー。大さん原案、最高です。
VTR、そういえばLLRって毎回Vは別々にやることが多いですよね。あまり2人でのVは見たことないかも。二人の性格が出ていいですよね。デブ芸人に無理やり運動させてニタニタしている福田さんもらしいし、相撲で担がれて運ばれてケタケタしているのもらしいし。伊藤ちゃんのカレー作っている姿は癒し以外の何者でもないし。今回はV撮りにかこつけて競艇にも行ってないんですね。お、真面目。そうそう、なによりOPの福田先生の大作もなかなかほのぼので良かったなー。特にタイトル「LLR単独ライブ ざわざわ下北沢」の字面が可愛くてよかったです。
とにかく大量の漫才にどっぷり浸れた2時間ちょっと。LLRファンでよかった、幸せだったと心から思います。B’zが流れるたびにパブロフのようにテンションが上がる。こんなに私ってLLRのファンだっけ?って思う始末です。近頃テレビに出ると、レッドカーペットの影響(弊害)か福田さんが胡散臭いキャラの漫才ばかりで正直残念だったんです。確かに「セサミン」の漫才とか好きだけど、そんなキャラに頼らなくてもLLRの漫才面白いじゃん!って。特に自分がLLRを良く見るようになったときは、「若手で正統派な漫才する人たちがいるな、いいな」と思ったのがきっかけだったので。だから今回の漫才はどのネタも良いなーって思えたので嬉しかったんです。
次はやっぱり夏なのかしら?気はとても早いけど楽しみです。