U-1グランプリ

U-1グランプリ case01 「取調室」

共同脚本・共同演出:福田雄一 マギー

出演:マギー、佐藤二朗(ちからわざ)、八十田勇一
   徳井健太・吉村崇(平成ノブシコブシ)、つぐみ
   福田雄一

腕のある役者さんにもまれるノブシコブシとが見たい
そしてノブシコブシとやそちんが絡むなんて豪華!
という完全にノブシコブシ発信で見に行ったコントライブ
見終えてみたらかなり楽しかったです。
ノブシコブシもいい具合に、演出家に染められて
そんななかにも彼ら「らしさ」をちゃんと出してて。
オトメメンで初めて吉村さんを見たときの華を感じましたし
どこへ行っても揺るがない徳井さんの瞳孔の開き加減が
なんともいえませんでした。
10数本あったと思うんですけど、どれも「王道コント」って
感じで好きでした。
脚本を書いているのがテレビの構成作家さんって
言うのもあって(マギーさんは違うけど)
良くも悪くも「テレビ的」だなと。
「良い子のコント」「優等生なコント」に感じました。
コント中にも名前が出てたから特にそう感じたのかも知れない
けれども、「ドリフ」を見ているような感じで。
同じテレビ作家のコントでも、鈴木おさむさんとは
また違う感じで。*1
好きだったのは「説明が凄く下手な男のコント」
「新人刑事のオリエンテーション
「取調べイメクラ」かな。
「説明が下手な〜」は吉村さんのいいところが
うまい具合に引き出されてて、1本目でこれが来たので
もう俄然期待が膨らんじゃいましたよ。
オリエンテーション」は八十田さんに尽きますよ。
前半ノブシコブシでわちゃわちゃしていた雰囲気を一喝。
空気がびしっと変わるんですよね。
でもって最後の最後にオチは、そんなんなん??みたいな。
イメクラは単に胡散臭い徳井さんが満載だったので。
あ、このライブで一番「うわー」って思ったのがOP。
会場をうまく使って、ものすごく格好良かったです。
全体通しても照明が上手いなぁとも思ったり。
つぐみちゃんは女優が一人なんで、必然的にすべての
女性役を引き受けているんですけれども
もう一人くらい毛色の違う女優さんがいたら
逆につぐみちゃんが浮き出たのかなぁと。


なんだかんだ言ってますけど、面白かったんですよ。
まだ吉村さんのブログでしか書かれてないですけど
どうやらDVD発売があるそうで。
あと風の噂でCS放送もあるとかないとか。
さすがテレビに強い人間がかかわると、メディア対応が
すばやいすばやい。

*1:おさむさんはテレビでは納まりきれないものを、舞台で発散させていると感じているから。差別然り、極度の下ネタ然り。これはこれで好きだし。