LLR単独ライブ 「きょうのできごと」

LLR


クレオパトラ/ジャンピングニー/ミルククラウン/しずる
グランジ佐藤/サカイスト伝兵
ゆったり感江崎/ビンゴ!/ロシアンモンキー中須/
トレンディエンジェル須藤/ひらひらまこと 他
前説:かたつむり

■漫才:秒刻みの生活
ラマに乗る伊藤ちゃんと、それを携えている福田さんの無表情さが合間ってとてつもない爆発力が。最初のほう心配だったけれども、ここでどかんときましたね。好きだなぁ、戸惑いながらもちゃんとラマに乗ってる伊藤ちゃん。そしてなぜか地方局をバカにされると「なめんなよ」と怒る福田さんの図。


□OP:ドラえもんが全部伊藤ちゃん
今年はさくっとしたVTRでなかなか。


■漫才:有名人に間違えられる
これすき。どんどん福田さんに翻弄される伊藤ちゃんの図っていう、本当にLLRらしい漫才。途中途中すかされたりしておたおたする伊藤ちゃんは和むなぁ。


□ラッキーアイテムで競艇は勝てるのか?
何も聞かされていない伊藤ちゃんと後輩芸人たちが福田さんに呼び出されたのは、平和島競艇。あらゆる雑誌の「さそり座B型」のラッキーアイテムを身に着けたならば、絶対にラッキーだろう=競艇で勝てる!ということで、後輩&伊藤ちゃんから巻き上げる福田さん。福田「(伊藤ちゃんは単独に)結構出ているから、5000円」そこに普通に通りかかるグランジの大さん。競艇場に大さん、普通すぎる。


■ツッコミ仙人
終わり方が、伊藤ちゃんのたがが外れてコント自体に突っ込みいれまくって、それを止めることができない福田さんっていう貴重な関係性が見えたり。いつもは福田さんの暴走を伊藤ちゃんがただ傍観するイメージが強いから。


□ラッキーアイテムで競艇は勝てるのか?その2
船券を買って場内に。するとミルククラウン竹内氏。もう!そして出走。怖い怖い、ギャンブラーの本性丸出して「まくれまくれ!」と叫ぶ福田・竹内両名。しかし綺麗に負け。なぜか買い方を褒める大さん。そして最後の最後神様降臨。競艇場にも神様は居るのですねということで、ロシモン中須氏登場。胸には謎のキャラクターが。中須「ラッキーアイテムやねん」ああ、神様。


■クローズアップ音楽〜チャゲ&飛鳥篇〜
前回はこれに似たコーナーが苦手だったんだけど、今回は面白かった。やっぱり総括としては『名前を聞かずに、好きと言って、ハモらないか?=変態』なんだよね。


□伊藤智博の正直しんどい
オタク芸人と行く秋葉原ツアー。ジングルの完成度が高くて驚く。また、合間合間の伊藤ちゃんの喋りが結構本家っぽいんだもの。


■漫才:セサミン不足
福田さんの胡散臭さが前面に出る、個人的に大好きなタイプの漫才で大満足。「ずるいくらいのセサミン」「それは自意識過剰なんだ」この「なんだ」の言い方が鼻につくー!!そこがたまらなくいい。セサミンに心傾きすぎて、「YOU!YOU!」と繰り替えす福田さん。怖い・・・(笑)


□伊藤智博の正直しんどい その2
今度はひらひらのまこっちゃんのジ/ャ/ニ/オ/タ講座。このVが何かの拍子にどうにかなったら、まこっちゃんは確実に消される予感。見てるだけなら楽しいの一言。どうやら次はオタカラオケの模様。楽しみ。


■将棋
将棋からサッカーだけかと思いきや、どんどんゴシップ方向に。海老蔵のポジションが的確。「米倉サトエリは具手」「海女も行く」見境のない海老蔵。動くたびにでんぐり返る森光子。コマ劇に弱い海女たち。でも機動力は半端無いです。


□伊藤智博の正直しんどい その3
オタカラのひらひらまこっちゃんの踊りのキレ。素晴らしい。あきれ果て、疲れ果てている伊藤ちゃん。最後に一緒に踊っちゃう?


■漫才:乗換えが難しい
この漫才が一番好き。なんか単独でしか許されない、福田さんの笑わせたいベクトルが伊藤ちゃんにだけ向いている自分勝手漫才なんだけれどそこが見ているこっちも微笑ましくて。「プッシュー」って二入でイチャイチャしちゃっているとことか、福田さんのへったくそなパラパラもどきだとか、力士だとか。思わず伊藤ちゃんが「一人で何やってんの?」って言っちゃう感じとか。最終的に「狂ってんじゃないの?」と言わしめてしまう福田さんの狂気。楽しい!!


□神保町花月
神保町のスケジュール表を見て唖然とする福田さん「LLR班が無い!」。作家に直談判するものの、さっくんの単独の告知になる有様。荒れまくった福田さんを救ったのは仲間。桑原「俺たちでやればいいじゃないか!」どこからともなく湧き出る同期&後輩。そして近年まれに見る大根役者伊藤ちゃん。


■福田花月
東京で夢破れて田舎に帰った一人の男が、幼馴染と再会し、もう一度夢を追いかける物語。
出演:LLR/クレオパトラ桑原/ミルククラウン竹内/しずる池田
本当、池田のときに奇声を上げてすみません。まさか!と思いまして。そしてなにより思ったのはLLRファンとクレパトファンの被りよう。桑原さんももちろんですけれども、一瞬出た長谷川さんへの歓声のすごさ。
そんなことよりお芝居ですが、ふふふと笑っちゃうかんじで。だって福田さんは胡散臭すぎるんですもの。神保町で座長はまだ無理かな。でも2番手当たりで、福田さんのキャラを前面に出すものならありかなぁ。彼はあて書きありきな気がします。そこまで見られないほど大根じゃないけれどもなんせ胡散臭い*1でも同期&後輩でわちゃわちゃかつ真剣に作った感じがすきですね。あとは健人さんの巧さ。女の子の役だったから、巧い分笑いが起きちゃうんだけれどもそんな中でも最後の一言で会場中をがっつり持って行ったのはさすがだな。贔屓目になっちゃうのかも知れないけれどもやっぱりしずるは二人とも巧いわけで。役を貰った池田さんは一人、台詞の無いときもずっと細かに演技してて素晴らしいし、なんせ可愛く見えてくる。高校時代からみんなのマスコット的存在の女の子だったんだろうなぁ。そして一番安心感のある伊藤ちゃんと結婚して、ささやかだけれども幸せな日々を暮らしているんだろうなというのが感じられて。そして何より一瞬で「やっぱり巧いなぁ」と知らしめたのが村上さんですよ。一瞬出てきて、福田さんとぶつかるだけなんだけれども、凄い。村上さんはこの一瞬が限度ですね。これ以上出ちゃうと他がかすんじゃう。もう中学生はいつでもどこでも丸ちゃんだぁ。*2


□感想□
第4回LLR単独ライブです。とにかく楽しかったです。エンディングで福田さんも仰ってたけれども、本当に福田さんがやりたかったことを詰め込めるだけ詰め込んであふれちゃった楽しさみたいなのが凄く伝わって。そして客席もLLRが楽しいと思うことを一緒になって楽しむ姿勢が、いいライブだったなぁと思わせてくれて本当幸せな2時間半でした。最初のほうの漫才がちょっと乗り切れなかった?と若干心配になったんですが、どんどん楽しくなって。漫才のオチ?が全部伊藤ちゃんがお客さんに謝るってパターンも、数多く漫才を続けてできる単独ならではだなって嬉しかったり。次に他のライブで見るときはどうやって終わらせるんだろうって楽しみもできますしね。ただ、個人的にLLRは漫才ありきだと思っているので最後は漫才で締めて欲しかったなぁと思ったり。最後がお芝居だったので仕方なかったんですけれども。でもまさか最後にお芝居をみれるなんて思ってもなかったので嬉しかったです。これが神保町につながるかどうかは微妙ですけれども(笑)無いことはないなぁと。でも全編通してみてやっぱりLLRは漫才師なんだなぁと再確認したし、自分としても漫才師としてのLLRがすきなんだと。単独は大好きなLLRの漫才がおなか一杯見れるので本当に幸せです。

*1:褒め言葉

*2:振り返ればしずるに関してが一番長くなるという有様。申し訳ない。