漫才ライブ 4分×2 関東版A

MC 芦澤和哉
エリートヤンキー/セブンBYセブン/チーモンチョーチュウ
ラフ・コントロール/パンクブーブー/カリカ

芦澤さんが中MCがきついと、「オープニングを30分やる」宣言。なのでわちゃわちゃ。哲夫さん曰く「お酒が入ると一人でずっと喋っている」芦澤さんだけれども、一人じゃ喋れないと。一番笑ったのは舞台袖のカーテンに絡まって出て来れない森木さん。天才。

パンクブーブー:遠足のお弁当
セブンBYセブン:ファミレスの店員
ラフ・コントロール:芸人になりたいと説得
チーモンチョーチュウ:ゴルフ
カリカ:タクシーで運転手と気まずい
エリートヤンキー:西部劇に出たい


パンクブーブー:親の最期の頼み
セブンBYセブン:水泳
ラフ・コントロール:夢はタクシー
チーモンチョーチュウ:携帯水没
カリカ:将棋って何?
エリートヤンキー:恋に落ちる瞬間

エンディングは告知とお約束の数々。純さんに「人が〜しているとき、ちょいちょいしないで!」って林さんが怒られる感じとか、橘さんが先輩たちにおもちゃにされて汗びっしょりかいているだとか。あとは重岡さんの告知。いつもは重岡さん発信のライブ告知だったのに、今日はあるお方のトークライブ告知で楽しかった。「鶴の間で12万ちょっと。でもオールナイトトークライブ」あー楽しい。


□感想□
3月から通ったこのライブも、今月のBと来月の「カリカM-1に出たいんです」の2回を残すのみ。あ、Aのメンバーだけっていうのは昨日が最後だったんだな。いろいろお約束な感じが増えていたり、凄くメンバーとして楽しかったので終わってしまうのは寂しいな。たぶんBについてはもっとそう思う気がするなぁ。他事務所が多いから、これから同じメンバーでライブって言うのも難しい気がするし。そうそう、9月のライブタイトルで、みんな口々に「カリカ主宰じゃないっていっときながら、自分たちだけアピールしててずるい」って言っていたのが面白かったなぁ。家城「え、みんなも(M-1)でたかったの?」って!


パンクブーブーの2本目が凄く好きだった。個人的に近頃パンクの漫才がツボにはまらないなぁって思うことが多かったんだけど、これはかなり好き。「頭蓋骨は中野区民プール」とか、一番好きだったのは「銀座のクラブでぱーっと使っちゃって」のくだり。純さんの「骨の切れ目は軟骨」っていう至極あたりまえのツッコミがもう。
ラフコンは2本目の登場の森木さんの一言が不思議全開だと思ったら、普通に間違えただけってことでもう。森木さんが本当にだんだん可愛く見えてきたよ、バカが過ぎて。終盤、森木さんが重岡さんに翻弄されまくって、ただの悪ふざけにしか見えないまま暗転してったのには爆笑でしたよ。
チーモンは1本目がたまらなく大好きな感じで。たぶん、すっごくタイミングの難しい漫才だと思うのに、白井さんが飄々とやってのけていることがものすごくくだらないことの極みって言うのがたまらなく楽しい。菊池さんの丁寧なツッコミが映えること。「角煮ラーメンの角煮はふた口で」。
カリカはどっちも好きだったな。1本目は結構オーソドックスな漫才の雛形に沿った感じで。でも題材とか、言葉のチョイスがカリカで。「乗ってくの?」の前後のマイム等々、林さんが終始タクシードライバーサイドな意見なのがもう。「運転手の野球っていうのは、聞くか読むものなの」は名言。2本目は完全「カリカ」な漫才。誰が「歩」を題材に漫才作るんですか!林「『歩』は俺たちサラリーマンだ」と力強く言った直後の、客席のざわつき感がたまらない。
エリートヤンキーはどちらも橘さんが絶好調で、そうなるとエリートヤンキーの漫才は俄然楽しくなるんでね。特に2本目は凄まじく面白かった。「お前に矢を打って、めちゃめちゃにしてやる」っていう捨て台詞がツボにはまりまくった。最後の最後に楽しかった。


先月、「Bのほうが楽しいかも」なんて思っていたけれども、今日のAはかなり楽しかった。Aとtwlの相性が悪かったのかもね。暗転も、警告音も少なかったのでエンディングも結構長く橘さんで遊んでいたわりには終わってみても8時半。本当にぎゅっと濃縮しているイベントなんだな。1時間半で、まったく物足りなさを感じないライブっていうのも凄いな。それに、暗転等が少ないってことは各コンビがほぼ4分以内に納まるようにネタをするようになったんだってことだから、3月からこのライブをやってきた結果が出始めているってことなんだろうね。
さ、後はABこの中の半分くらいが準決勝まで行って一組でも決勝に行ってくれたらなとこれからのM-1予選が楽しみでもあり、変に心配しちゃう数ヶ月にもなりそう。