Piper結成10周年記念第6回本公演「ひーはー」

作・演出:後藤ひろひと
出演:Piper(川下大洋 後藤ひろひと 山内圭哉 竹下宏太郎 腹筋善之介
楠見薫 平田敦子水野美紀片桐仁ラーメンズ

隠すほどでも無いんだけれども。
だって、カーテンコールで大王自らおっしゃっていたけれども「このお芝居を説明するなんて無理」。あっちとこっちがこうリンクしてて、みんながみんな勝手に勘違いして思い込んでーなお芝居ですもの。その勘違いが徐々に「がっちん」と結びついたときのすがすがしさ。さすが大王。名乗っちゃっているだけあるよね!みたいな。10周年にして6公演目。入会?入団?参加?から4年目にして本公演初舞台の腹筋さん。でも今回一番素敵だったのは腹筋さん。あのホラー加減が「もう、もっと早く本公演出てよね!!」ってなじりたくなるほどの存在感。でもこれからもずっと「野田地図」いじられは続くんでしょうねー。スプーキーからのあの家族もパワーバランスがベクトルそのままで増長していて、ナイス娘!可愛いや恐ろしいやら。片桐さんの普通のお芝居をとうとう見てしまいましたが、なんのこっちゃない普通に大王のお話の中の人にしっくりと。水野さんのアクションも素敵。でこんなごっちゃごちゃなお話も、最後の最後にみんなで歌って踊ったら「ほら、解決♪」見たいなところが大好きですな。
書いても書いてもこのお芝居の良さなんて伝わらないのよね。だからみんな見るしか無いんだよ。


物販に丸ちゃんこともう中学生。勢いでパンフと共に「平田敦子人形」を差し出したところ『お目が高い!!』とあの声で褒められました。ひとつ余分に幸せ・・・。