カリカはM-1に出たいんです

これまで半年かけて毎月2本。カリカだけは4本、新ネタを下ろしてきた
漫才ライブ関東版A、関東版Bの集大成がなんとルミネ。

MC:山本吉貴/Bコースタケト
エリートヤンキー/エレファントジョン/セブンBYセブン
チーモンチョーチュウ/ラフ・コントロール/POISON GIRL BAND
カナリア/ポテト少年団/コア/ザ・パンチ
パンクブーブー/カリカ

6月の合同版と同じく、ネタ順はあらかじめ決まっているそうです。
そして1本目はポテト少年団、2本目はカナリア

ザ・パンチ:面識のない女の子の誕生日を祝って、そのままいい感じに
セブンBYセブン:ナハトラマンごっこ
U字工事:自慢合戦
ラフ・コントロール:電車でいちゃつくカップルを注意したい
エリートヤンキー:映画みたいな恋をしたい
カナリア:インストラクター
エレファントジョン:修学旅行
カリカ:これまでの集大成
パンクブーブー:オレの誕生会
チーモンチョーチュウ:墓石の掃除
□コア:どっちがおっさんか
□POISON GIRL BAND:島根と鳥取

タケトさんがNSCの合宿に行った時、見つけたものすごい若手。
片時も砂袋を肩に担いでいる芸人。寝ている時も一緒。
その芸人は、33才ギャル男。ああ、興味わくわー。

ザ・パンチ:素敵なデートプラン
セブンBYセブン:映画「カンフードラゴン」
U字工事:不動産
ラフ・コントロール:どうしてお母さんがいないの?
エリートヤンキー:仕事の後のビールがうまい
ポテト少年団:霊感がある
エレファントジョン:捨て犬拾った
カリカ:越冬ツバメ
パンクブーブー:オレの葬式
チーモンチョーチュウ:学生時代は怖がられてた
□コア:あこがれの職業
□POISON GIRL BAND:服の選び方

M-1の本選が始まっているこの時期の漫才への気合いの入り方って本当にすごいんだなって。6月の合同では、この数の漫才は疲れてしまったけれども今回はすべてが満足だったなぁ。


パンチは1本目が楽しかったな。タイトルだけ聞いたら本当にただの変態だよあぁ。半年、たくさんの死に方を松尾さんから聞いてきたけど本当どれもこれもはまった。ちょいちょい挟まれる浜崎肯定もたまらないです。2本目の「おれの知っているキスと違う!!」がすきすぎる。
U字工事の1本目のファーマージョークって響きがいいなぁ。メモに「来年からモロヘイヤ栽培できるぞ」ってなんだ(笑)2本目のは「アパートマンションビニルハウス」の語感が楽しくて、楽しくて。「かつぶしで煮たら旨い」がなんとも。
ラフコンの1本目はも、森木さんのキス顔が!!へたくそ。「そいつは僕の妻だぞ」とか2本目の設定とか、重岡さんの妻帯者は様になるなぁ。「お母さんはサーカス団に入ったんだよ」が一番好き。
エリートヤンキーは橘さんが絶好調。素敵すぎるノリ方。「お金はイチゴ」って言葉のチョイスもいいな。西島さんの言葉のチョイス本当素敵だと思う。「こしゃっとした、ずんぐりむっくりな銃」とか。2本目はもう、酔った西島さんの演技が良い。すごくいい。でもリアルにあんな男いたらイラっとするけど。あの背の高さであんなにぐにゃりされたら、もう!
カナリアは最後までなんのこっちゃわからないままっていう、カナリアらしい漫才。やっぱり安達さんの言葉遊びは素晴らしい。
ポテト少年団はやっぱり内藤さんがやりたい放題。内藤さんのキャラクターが市民権を得たら、M-1でも怖いものなしなんだろうけれども。
エレファントジョンはルミネで加藤さんの鉄拳が見れたのでもう充分です。森枝ショーイチのキャラクターがたまらない。胡散臭い、テキトーなキャラクターは本当に人力舎は上手だなぁ。1本目の「ここからタケノコ生えてきたら」っていうのは楽しい。
カリカは1本目は半年の集大成。ローランドゴリラは出てくるし、リーマンは出てくるし、バブリーなダンスは出てくるし。カリカらしい。でも半年の間に1本としてかっちり話の通ったネタもたくさんあったのでその中の1本で勝負してくれたら嬉しいな。2本目は、言ったら「また」越冬つばめなんだけれどもそれでもやっぱり笑ってしまう。何度見てもたのしいんだから素晴らしいよな。中でも「パスポート返してください」のくだりは好きだな。
パンクは2本目が本当に好きだなぁ。東京都指定の即身仏用の不透明袋とか、中野区民プールとか。一番好きなのは銀座のくだり。「俺の骨で良い女抱いちゃって」は素晴らしいと思う。
チーモンはずるいなぁ。なんでこの時期にこの系統のネタをやっているんだろう。いいんだよ、面白いし。白井さんのあの声だったらどんなことでもそこまでいやらしく感じないっていう利点は大いにあるし。でもM-1ではない!でも嫌いじゃない。好きだ。だってあほなんですもの。
コアは半年で一番好きだった、パートのおばさんのトレーディングカードのネタ。本当にこれは楽しい。
ポイズンは今年の初めに見て、本当にザ・ポイズンな「鳥取と島根」で。でもほかのライブでも全然やってなくて、見たくて見たくて仕方なかったんですよ。だから阿部さんの両手に島根と鳥取が乗っかった時のテンションたら。2本目はまさかのねっちゃねっちゃマヨネーズ。やっぱりこの漫才は面白いよな。まぐろのくだりも、2段階で穿いてくれるんですもの。


平日開催なライブだったから、まさか皆勤できるなんて思ってもなかったこのライブ。半年も見ていると、やっぱりすべてのコンビに愛情が湧いてきますものです。できるならば決勝がこのメンバーだけだったらいいのに。現実的ならば、準決勝で全員揃えばいいんだ。
そしてM-1が終わった暁には、是非とも「4分×2リターンズ」をやっていただきたいなぁ。エンディングでのちょいちょいちょい@林+黒瀬のノリとか、「糞ライブ発言」@梶本とか、阿部ちゃんと梶本さんの因縁とか。他事務所と吉本でお約束事があるってすごいことだと思うし。
さ、これからは舞台での予選と12月後半のテレビ朝日を楽しみしていましょう。

最後に半年の軌跡を。

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