30分漫才

マキシマムパーパーサム
アームストロング
LLR
グランジ

まさかのMCはアームストロング。なんか意外。まだ会場が暖まってないと、漫才を始めることを軽く拒否するつよしさん。栗山「じゃ、自分で温めろ」的になぜか一発ギャグをする羽目になるけど、これがまた失笑レベルで悲しい(笑)
今回は30分漫才というものの、30分の使い方は各コンビの自由。LLRは7分ネタを4本。栗山「7(分)×4で21分・・・」で驚愕。福田さん曰く「2分で出たりはけたりでぴったり」とか。このどや顔がもう。グランジは「2分の漫才、あとの28分はコント@遠山」と、それっていつものグランジ漫才の分量じゃないか?と思ったり。大さんは「30分マジックします」と。ハトの首を引きちぎりますと尋常じゃないサイコぶりを露呈。
あと情報として、M-1の決勝*1と神保町花月が被ってしまっているLLRグランジ。どうやらM-1に進んだら、神保町は休演になるとか。決勝進出なんてまたとないかもしれないチャンスだから、休演は当たり前といったらそうなんだけれども、だとしたらなぜその時期に漫才師を出演者に選んだんだって話ですよ。コント師とか、M-1卒業組を選んだら良いのに・・・。
さ、そんなことより30分漫才開始。

マキシマムパーパーサム
女の子の前で格好つける、おしゃれなこと/世界ウルルン滞在期
■アームストロング
売れるには(PRソング・エロ面白小説)/フォークダンス
LLR
ネタ帳/LLRダイジェスト/コイントス/伊藤ちゃんに会わせたい人
グランジ
流れ星/一番強い動物/バンドやらないか?

マキシマムパーパーサムはいつもよりも個人的にははまらなかったかな。膝から崩れたつよしさんが足の上に落ちてリアクション取れないくらい痛がっている長澤さんとか、「はげとるやないか」がようやく出たと思ったら尋常じゃないくらい頭皮が汗をかいていて「ずるずるやのに、びちょびちょやないか」といわれ本気でへこんでいる長澤さんが面白かったほうが印象的。
アームは基本的に下衆くて最低なんだけれども(笑)なんだかアームの二人が言うと笑っちゃうみたいなところは、得してるなぁ。エロ面白小説とか、ちゃんと聞くと「面白」の部分が本当に少なくてただの官能小説だし、フォークダンスだって二人でそろえているダンスが可愛らしいからエロさ、下衆さが薄れているだけだしね。それでも面白いって思わせるんだから、アームのキャラクター勝ちだな。
LLRは贔屓目なしでも4本とも面白かった。1本目と4本目は基本的に「胡散臭い福田」バージョンで、2本目は「独走する福田」バージョンで、3本目は「たしなめる伊藤ちゃん」バージョンといろいろなLLR漫才が見れたので大満足でしたよ。個人的には「胡散臭い福田さん」が大好きなんで4本目が堪らなく好きでしたね。もう、目がそっちの人になっちゃっているんですもの(笑)「福田じゃない、アザゼルだ」「アザゼルタナトスホーリーキッズ」の語感が堪らない。これはどこかでまた見たいなぁ。でも若干メディア向きではない気がするのは気のせいでしょうか?
グランジは前半の「流れ星」は完全に五明さんに心持っていかれましたよ。流れ星がかなりホラーがかったり、そうかと思えば「みんな、涼しい??」って笑顔で聞いてきたり。楽しすぎます。中盤の最強動物のあたりは遠山さんがぐっと来るんですよね。で最後のバンドの漫才になってからは大さんのひと言がつぼにはまって。キーワードで言うと「明智光秀の頭蓋骨」、撃沈しましたね。ホーミーとコブクロの融合にも度肝抜かれましたけれども。こう書いてみると、グランジってバランスいいなぁ。


はるか昔に見た30分漫才が、5分ネタを6本とかでしかも6本連続ではなかったので純粋な30分漫才は初でした。これ良いですね、好きな漫才師の中でも普段「もっと見たい」と思わされるグランジはおなか一杯見せてもらいました。グランジなら30分ワンシチュエーションでもできそうだなぁ。LLRは4本に区切ったのが凄くいい感じで、4回聞くB’zも毎回テンション上げてくれてよかったです。またLLRグランジ、またはカナリアあたりがやったりしてくれたら見に行きたいなぁと思います。いいもの見た。

*1:と敗者復活戦