神保町花月 クリスマストークライブ

本編を見終えた直後のエンディングトーク
TOCに向かおうと思っていた私の意志を簡単に揺らがせた
「このあとのトークライブのチケット、補助席が若干余ってます」の言葉。
何かに*1吸い寄せられるように受付で整理番号貰ってました。お恥ずかしい。とても良席だったTOCはお友達が、急いで新宿に向かってくれるとのことでなんとか嫁に出せました。
さ、そこまでして残ったトークライブ。トークライブじゃないじゃん!!って感想が出てもおかしくない内容でしたけれども・・・。私はまだこの世界に浸っていたいという一心でだったのであまり気にはならなかったな。
箇条書きで。
・どなりなんかも何も無く、ふわっと幕が開いての開始なものだから舞台上がふわふわ、客席もざわざわ。
やり直そうかとなるものの、「もうあいちゃったんだから」のひと言で続行。
・ごちゃごちゃしている最中、「あれ?ボル姉いなくない?」「帰っちゃったんじゃねーの?」のなか突如流れ出す曲。
・ボルサリーノ姉さんによる、Wink淋しい熱帯魚」。唄った衣装は10年前、ボル姉のデビュー当時の衣装。口々に「これでAGEAGELIVE出たら良いのに」
・とりあえずイスにとなるものの「ひとつ余るイス」こわい!って雰囲気になると思いきや、大「公演中に、一人死んだ」
・各々の感想。
グランジは4回目の神保町花月。一番楽しかった!とのこと。しかもここ3回の神保町花月が人が死ぬ話が多くて、1つは惨殺まであったから久々の『POP&CUTE』でよかったんでは?と遠山氏。
大「これだけの大所帯になると、グループが出来るものなのにみんなひとつになれた。それもこれも(トランプの)大富豪のおかげ」しかも、大さんは28歳にして初めて『大富豪』の存在を知ったらしく大さんが「これを学生時代に知っていたら、ギャンブルなんてやらなかった」と言ってたとは福田氏の話。大富豪だったら、こんなに借金も膨れ上がらなかったのにねと。そんなことを言っている福田氏のみ、この大富豪に参加しなかったそう。福田「大富豪で盛り上がっている皆さんには悪いですけれども、(大富豪を)そこまで面白いと思ったことが無い」とばっさり。なぜなら「学生時代にやり倒した」から。「(やり倒した)だからだよ!」と総ツッコミ。
・ハプニング。
千秋楽、今日の公演のこと。セブンBYセブン奈緒氏。エピローグ、まゆみに幸せにしてくださいねといわれ、プレゼントの指輪を出すシーン。なんと指輪を忘れて舞台に。袖で見ていた五明さんが、享奈緒さんの挙動不審さに気付いてなんとかフォロー。その場面は、サンタ(玉城・オコチャ・広大)に注目されているシーンなので、気付かれないようにじわじわと袖に下がり事なきを得たとか。
・ボルサリーノさんは名前を覚えられない。これが心配だったと。なんとか公演を終える今では、顔と名前が一致するよと得意そうにしていると、福田「それって、普通のことですからね」。神保町花月の稽古に入る前まではグランジは『帽子の子・小さい子・中国マフィア』と覚えていたそう。
・ボル姉の差し入れ。今日はクリスマスということで、関さんがたんまりお手製弁当を作ってきたとか。タッパーが14個ほどになったと。本当に劇中のお母さんみたいと評判。
・山田爆弾。ボル姉山田さんが稽古中から、名古屋弁が取れなかったと。舞台設定がどこの地方かわからなくなるので、なんとか昨日まではできるだけ標準語で着たのに、今日は前編名古屋弁。山田「だって、今日は祭だし」。後輩全員「千秋楽は今までのいいところの集大成!」。
・大さん本番中に眠る。物語も佳境のとてもいいシーン。セシルとまゆみが別れるシーン。セシルの側にいるラーディン。二人きりにしてあげようという心遣いから、目を瞑ってセシルたちの別れを待っているときにそのままいい気分になって寝てしまったと。大「ライトが近いから、暖かくて思わず寝てしまった」となんて不敵な!!
・稽古中の代役の話。
前回神保町花月に出演したときには主役だったトレンディエンジェルの斉藤さん。今回はエンジェル役で、台詞がない。なので、稽古を休む人がいると代役を引き受けてあわよくば!と虎視眈々だったとか。そこで狙ったのが遠山さんの役、健太。遠山さんが欠席だった稽古日、台詞も完璧で暑い演技を繰り広げていた斉藤さん。結果は「でもはげているから無理」で却下。
国崎さんは本番の3日前からの稽古合流(!!)だったので、最初に稽古に参加したときは健太を斉藤さんが演じていたので「なんやこの子、ハゲ散らかして熱い演技するな」と思っていて、遠山さんは遠山さんで斉藤さんの天使の羽をつけたり、健太をやったりとしていたので「遠山?誰??ちょけてるし!」と思ってたら本当の健太だったのでびっくりしたとか。国崎さんの神保町花月出演のいきさつは、夏ごろに「神保町来る勇気ある?」と聞かれ「はい」と答えたものの音沙汰が無く、唯一面識のあったボル姉からのメール「今度神保町、宜しくね。もう本読み始まっているよ」でしったとか。
・国崎さんの名人芸。エンディングでも、岡田さんに「誰がブスやって?」とと勝手気ままに突っかかってた国崎さん。そのたびに、周囲の芸人の「さすがだなぁ」という感嘆の声(笑)誰がつぶやいていたかは忘れましたが、「新喜劇の人は本当見せ方を良く知っている。上手い!」って言ってましたね。そんな国崎さんと岡田さん、めちゃめちゃ仲良しとか。国崎「だって可愛いもの、めっちゃ好きやねんもん」
そして劇中でも出てきた、スカートめくる件。スカートの中だけではないのですが、実はこの芝居中セットの一箇所に必ず「指圧野郎」の写真が貼ってあったそうです。1日目は、パトリーヌがOPで持っている書類。またある日は国崎さんのパンツに貼ってあったそう。その日は全員が撃沈寸前だったとか。国崎さんはサンタたちに見つからないように、舞台袖で一人パンツに写真を貼って、めくったら一緒に写真もめくれ上がってしまうからと下も留めたりと創意工夫だったとか。国崎「下に何もはいてなかった日もあったなぁ」って言って後輩全員から怒られてました(笑)ああ、ベテランではないのにこのベテラン然とした佇まい。さすが大阪新喜劇!「私、大阪からパンツ見せて、乳押し付けに来ただけやん」
・くすのきさんを追い込んだ犯人探し。実は今日体調が芳しくなかったくすのきさん。なぜかというとある先輩に23時から朝の7時まで大富豪を強要されたからだと。その犯人は遠山氏。そこからくすのきさんの不運が。体調が悪いならと本番まで寝ていたくすのきさん。でもあまりの小ささに、毛布に包まって寝ていても、まさかここに人が寝ているはずが無いという小ささのためにがんがん踏まれていたとか。福田さんががつんがつん踏んでいたそう。そして大江さんも、てっきり自分のかつらだと思ってくすのきさんの髪の毛ぐわっしっと掴んでしまったり。誰かが「くすのきさん、かくれんぼしたら強いな」と。「打ち上げでしましょうよ」となるものの却下。と思いきや、大「かくれんぼ、楽しそうだな」と。福田「ここで一人やる気になった人がいるよ」ボル姉「え?かくれんぼもしたこと無いの?」
・稽古中の演出家の話。
めったなことでは起こらないという、作家兼演出の堀江B面さん。しかし稽古中ただ一人には怒ったそう。それが主役の福田さん。まぁ台詞を覚えないとか。それを庇っていた大さんにも「お前もだからな!」とつられて怒られる大さん。大さんは「自分が覚えていないからって、わざと一歩前に出てくるところがあざとい」なんの流れかメモに「大はブラジル人」って書いてある!!(笑
・『プレゼント交換のコーナー』
これがまさかの舞台上で出演者がプレゼント交換をするのをただ見るという衝撃のコーナー。これは文句が出ても仕方ないかな。これは打ち上げでやって欲しかった。もっと話を聞きたかったかな。簡単に。番号を引いてのプレゼント。プレゼントは自分が本当に欲しいもの。プレゼントの中に完全に中古丸出しのむき出しのPS2が。これはハズレだな。(敬称略)
□岡田←ギャグの返し方の本@遠山
□くすのき←ヘルメット@山田
□須藤←B'zの最新アルバム@伊藤
□斉藤←はずれのPS2@大
□広大←まさかの自分から自分へプレゼントな枕
□大江←プラネタリウムセット@くすのき
□享奈緒←携帯灰皿@国崎
ラッピングがジュエリー系を思わせる感じで、わくわくするも「これ誰?」の後国崎さんからの抱擁つきでなんともいえない享奈緒さん。
□玉城←加湿器@享奈緒
なんかコンビ間でプレゼントで恥ずかしい感じに。
□大←指圧野郎のポストカード@五明
この公演の思い出になるようにと。壊れたPS2出すからだ、福田氏「まさしく因果応報」
□五明←DeepBlueのDVD
劇中の青いマフラーに掛けてと「おしゃれなのか?}という疑問を残しつつ。
□遠山←ゴルフセット@福田
なぜかゴルフ用の手袋、ピン、始球式用のボールのセット。遠山「シュールだなぁ」ってつぶやいてて笑った。本当不思議な人だ・・・。
□オコチャ←スラムダンクストーリブック完全本@玉城
これは本気で嬉しかったらしく、テンションが上がるオコチャ。
□国崎←ガチャピンのチャレンジDVDの4巻@大江
国崎「大江君、ずっとガチャピンの話してんねん」と。しかし国会議事堂前で、ありえないほどの高さまでトランポリンで飛んでいるパッケージ画像に俄然食いつく舞台上。
□関←育毛剤@斉藤
「これ本当に欲しかったんです」と。斉藤「しかも、この頭でこの育毛剤を『プレゼントで』っていう僕の恥ずかしさを!!」と訴え。納得、爆笑。
□山田←岡田さんから失念
□伊藤←マスク娘の写真集@須藤
LLR単独から伊藤ちゃんはアイドルづいてますね。マスクを被った女の子の写真ばかりを集めたものらしいです。興味深々。
□福田←ダウニー@関
めっちゃにおいを嗅ぐ福田氏。この香り纏ってたらもてるよといわれ、一瞬その気になったのに「積算が言ってもな」と一刀両断な福田氏。強え!


と最後はなんでそれをここでやるか!ってコーナーでしたけど、前半のトークは面白かったのでヨシ。
なんていってもTOC蹴ってますからね・・・。でも楽しかったので良かったですよ、本当。


さ、神保町花月締でしたこの公演。
7月にオープンしたときは、どうせうめだ花月の芝居もんみたいなしょうも無いものなんでしょうなんて、甘く見ていましたがふたを開けてみれば・・・。今年の後半は文字通り神保町に通う週末でした。芸人さんの新たな魅力に気付かされ、神保町マジックに何度かかったことか。
来年も今年以上に素敵な舞台を見せてくれる予感はするので、通うことになりそうです。
さっそく2008年の舞台初めは神保町ですし。
次は「何者でもない俺達 #1」からです。
すずらん大学物語」のメンバーの第2ステップ。楽しみです。

*1:ま、プリンスでしょうね。