犬の心単独ライブ「ババババババ」

すでに1週間過ぎてしまいましたので、簡単に。
ま、簡単に済ませるわけはちゃんとあるのですが・・・。
書いていたら感想じゃなくて、苦言になってしまった。感想なんて書いてません。たぶん今回の単独に満足した方は、気分を害すと思います。先に謝ろう、すみません。
ネタタイトルは勝手に付けました。

■かくれんぼ
■学校辞めます
■クイズ
■占い
■初めてのおつかい
■SE:暗転
■駅伝
■締切
■風船
■聞き込み
■SE:明転
■ゴリラのコング
■頭の長い女
■殺し屋
■俺が女だったら
■いつもの風船
■突入
■青春コント続編

書き出してみたらものすごいコント数。なのにこの物足りなさ。
正直ルミネの広さって、犬の心には少し大きいのかも。芸人としての器って言う意味じゃなくて、犬の心のコントの空気感がちゃんと伝わる大きさって言うか。この単独をエコー劇場やモリエールで見たらどうだったんだろうってちょっと考えちゃいました。劇場が大きい分いつも以上に犬の心の世界になるのに時間がかかったというか。正直最初のほうは、「私の感覚がおかしいのか?」ってくらいはまらなかった。
好きだったのは「締め切り」。ちょっとラーメンズぽかったけど(笑)発想が近いんでしょうね。これは本当に好きだったなぁ。面白くてちょっと怖いコント大好きです。
振り返るとわかりやすいコントが多かった。そして個人的に犬の心に期待してるものが見せてもらえなかったなぁと。たぶん初のルミネでの単独ってことで、初めて見る人にもわかりやすく、門戸の広いコントをって思ったんでしょうか?でもあまりに広すぎやしませんか?と。もっと不条理な、もっと突き放したような、ライブの帰り道に友達と「ああでもない、こうでもない」って意見できるような、頭を使うようなそんなコントも見たかったのですよ。この欲求が綺麗にかなえられなかったのでものすごく物足りなさが残ったのかなと。
エンディングで押見さんがおっしゃった「不完全燃焼」この発言は賛否両論だったようですが。私は「不完全燃焼」と言った事が気に障るのではないんです。ただ、今のチケットが売れる状況に甘んじて「次回もある」「次回は良いものを」というのが違うんじゃないか?って思ってしまったんです。別のライブで他の芸人さんが言ってた理論で言うならば「ワンチャンス理論」ですよ。今この状況だから、たぶん十中八九夏にも単独はするんでしょう。でも芸人さんによっては今回の出来不出来によって、次回の単独が無くなることもあるわけじゃないですか。押見さん独特の言い訳っていうか言い回しにはなれてますが、現状に甘えた発言は、ライブ自体が「物足りない」と感じた私にとってはイライラが募るばかりなんですよね。ま、こんなこと言っときながら夏の単独があれば期待して見に行ってしまうんですけれどもね。