神保町花月『チートマンズ〜アニバーサリーにキスをして〜』

脚本：樅野太紀
演出：桝本壮志
出演：
平成ノブシコブシ/又吉直樹（ピース）/佐久間一行、
アームストロング/大西ライオン/ハリセンボン（1周年ゲスト）
あらすじ（公式HP）
男子の競技人口減少に伴い次のオリンピックからバドミントンは男女混合競技となった。
バドミントンに命をかける男たちは“打倒！オグシオ！”を胸に再び立ち上がる。
しかし、そこにはＣｈｅａｔ（騙す）Ｍａｎ（男）の姿が。
“バドミントンは騙し合い”そんな愛と憎悪の物語。

神保町花月1周年記念公演第2弾。すずらん大学物語でのゲスト出演を除けば『ソビエト』以来の神保町出演となった平成ノブシコブシ。彼らの演技が好きなので楽しみに見に行ってまいりました。

お話としてはとても好きでしたし、演者の皆さんもそりゃ芸達者な人ばかりですから大満足ですといいたいところですがひとつだけ。なぜ演出家は「ライオン」の被り物に関して黙殺したんですか！このひとつだけで、ぐんと私の中の評価は下がってしまったのですよ。本当にこれさえなかったら、凄くいいお芝居だったのに・・・。

ま、愚痴はこれくらいに（笑）
なによりびっくりしたのはノブシコブシの華ですよね。もともと吉村さんは舞台映えする方でしたけど何倍ものキラキラ感がありまして驚きでした。一番チートマンだったわけですが、最後の最後どんでん返しが発覚するまでは完全に客席も騙してましたから、やっぱり凄い演技力ですよ。徳井さんはもう飛び道具（笑）なのに、はるかとのシーンは結構ぐっとくるものがあってずるい！！
アームストロングはやっと神保町で見れたんで嬉しかったです。でもってやっぱり2人とも可愛いのですよ。特に栗山さんのスコート姿（笑）完全に女子に見えましたから。「男子、やめてー」はヒット。ヤスのギャグは自分的に完全にツボってことが判明。なにやっても面白い。
ハリセンボンは春菜ちゃんは、キャラ勝負かと思いきや物語をガラッと動かす重要な役柄で。でも春菜ちゃんのキャラをわかる年代って結構上ですよね（笑）自分もだいぶええ歳ですが名前まではすぐ出てこなかったです。はるかちゃんのドSっぷり！さっくんが翻弄されてましたもんね。これは新鮮。
で一番の新境地だったであろうさっくん。さっくんの下ネタは「ち○ち○」がMAXなんだなってわかっただけでも収穫です。なのに最後の最後にキスシーン＠吉村崇が待ってたなんて。私が見に行ったときは、2度目のキスで吉村さんに唇ごと食われちゃうんじゃないかって心配で心配で（笑）この経験でさっくんが下ネタだだ漏れなキャラに変わったらどうしよう。
又吉さんも思わぬエロキャラで（笑）又吉さんは「凛」のときみたいに学生もはまれば、今回みたいな５０代くらいのおじさんもはまるってすごいですよね。
ライオンは本当残念。脚本の意向か、演出の意向かわかりませんが本当被り物だけ外してくれたら・・・。あとは本当はこの役綾部さんだったんだ・・・って思っちゃうと、役柄的にも綾部さんならドはまりするんでそれがちらついてしまって・・・。残念でした。唯一の武器の喉も枯らしてたから・・・本当残念。

さ、愚痴で締めてしまいましたがトータルでは面白かったです。特にオープニング、フラッシュのなかスローモーションでバトミントンのポージングする演出は格好いいなぁって思ったり。
さ、次は記念公演最終作品「バーバー風林」です。
しかし1週間で3本はきついです・・・。