純情潔白詩人の会

カリカ家城/ガレッジセール川田/犬の心押見
カナリア安達/ピース又吉/チーモンチョーチュウ白井


有意義な2時間を過ごせた、詩人の会。はじまるまではどんなライブになるのか見当持つかなったけど、それは芸人さんも同じだったようで。本気で書いた詩を、朗読するのは本当に未知の体験らしく、皆さん尋常じゃない緊張感でしたね。ガレッジの川田さんが居なかったら本当に笑いの部分はゼロだったんじゃないかな?ただ、カリカの企画するライブに行きなれると「そういうのもありなんじゃないか?って思ったり。
誰が最初に詩を朗読するか、「読もうと思う人が出るまで待つ」的な沈黙も結構心地良かったんですけどね。
家城さんの詩は、たまにブログに掲載しているような感じのものでした。感じれば感じるほど理解できるような気がする。だからもっと詩を聞いた後余韻に浸りたかったかも。ただ朗読してもらって、その場で話を聞けるものなかなか素敵な詩の楽しみ方だなって。
川田さんは、もう途中から面白くって。面白く書いた詩じゃなくて、真面目に川田さん=釣って内容なのに臨場感が半端ないからもう笑うしかないでしょう。
白井さんの詩は、絵本のようだった。最初はダークなイメージもありつつ、途中急にパステルカラーや原色や明るいページが出てきて、またモノクロに戻って終わるような。とても白井さんらしい詩で、なぜかちょっとなきそうになった。気のせいだと思いたい。
安達さんは本当に赤裸々という言葉がぴったり。一人で家で、字面にして読んでいたら苦しくてたまらなくなっただろうな。安達さんの声で、あの独特の声で、やわらかい関西弁で聞いたから何とか持ちこたえた気がする。本当、この詩の後に家城さんが「酒を飲みたい」といったのが良くわかる。これは、深夜にロフトプラスワンとかでやるべきイベントなんだよ。
押見さんの詩は、なぜか思い出せない。多分その前後の印象が強すぎたんだと思う。
最後は又吉さん。文学少年らしい詩。リズムとか、言葉の選び方とか。教科書に載ってるみたいな詩。
後半は、各々が好きな楽曲の詩の披露。
今後も続けていければというライブだそうです。面白いだけではない、いいライブだったので次回もあるならぜひとも見に行きたいなと思いました。