漫才大作戦4分×2 AB合同

MC:カリカ
ブレーメン/ゆったり感/LLR/チーモンチョーチュウ/カナリア
POISON GIRL BAND/ザ・パンチ/ポテト少年団/パンクブーブー


今年は本当に数回しか見に行けなかった4分×2。今月で最後ということで、AB合同のこのライブ見に行ってきました。
オープニングは林さんの「合同ならお客さん、入るんですね」という嘆きからスタート。LLR伊藤ちゃんがスーツなことにざわめく客席。そして「今日は伊藤が主役だからな」とチーモン菊池さんに言われてどうしたら良いのかな状態の福田さん。片方がスーツ、もう片方がラフなコンビが多いな。「スーツ=主役」理論が展開されるも、林「オレのスーツはこっち(たすきがけで、宴会用の)の『今夜は主役』だから」。奇跡の、ブレーメン岡部さんとボンちゃんのTシャツがかぶるが、それに関して両人から特にコメントなし!安達「ボンは芸暦10年になりますけど、振って答えて受けたことがない。」特に受けもせずなやり取りを繰り返すパンクブーブー。松尾「焦れ!!笑いがないこと、焦れ。変な汗かけや!!」ごもっとも(笑)
林さん曰く「今年、このメンバーから決勝進出者が出なかったら来年はこのライブはなし。だってやっても仕方ないじゃない。」というわけで順番決めのくじ引き恒例の、各々のボケも今日が見納めかも。阿部ちゃんの覗き込むボケもねー。


1本目

■ゆったり感:漫画喫茶の店員
チーモンチョーチュウ:温泉宿
ザ・パンチ高校サッカーの監督
LLR:結コンビ式
パンクブーブー:しゃっくりの止め方
■POISON GIRL BAND:家族
ブレーメン:電車で注意
カナリア:手相の人のあしらい方
ポテト少年団:おげんこのバージョン

漫才の合間に、林さんの『何ぃぃぃぃ、お前!!』って話と『あー、あー・・・なるほどね』な話。渋谷にたむろする若者の「個性」について熱く語る、林さん。


2本目

■ゆったり感:おもしろい話
チーモンチョーチュウ:3文字「迷子」
ザ・パンチ:ニュースキャスター
LLR:HP
パンクブーブー:野球の勧誘
■POISON GIRL BAND:呼び方
ブレーメン:ドラマに出たい
カナリア:昔話
ポテト少年団:夜道の変態


ゆったり感は2本目が、ネタ多分間違えてましたよね。結構大事なとこ。だからなんだかちぐはぐになっちゃって残念でした。このネタ面白いのに。1本目はそんなにはまらなかったのでそれまた残念。関係ないけど、ゆったり感ってなんかトップバッターのイメージがあるなー。
チーモンはどっちも楽しい漫才で、満足でした。1本目は言葉遊びが多くて楽しかったな。「にぱくみっか」なんて白井発言じゃなかったら面白くないもん。得なキャラクターだなー。遊びがドカンとはまるって言うより、菊池さんと一緒になって「ん?ん?」ってなるのが楽しい。2本目の3文字ゲームは、もう何パターンも見ているのにそれでも新たな展開が繰り広げられているのが凄いなって思う。今回は終盤、驚きのドラマティック加減にニタニタしちゃう感じ。言葉と展開で楽しい上に、白井さんの顔がプラスされてたまらん、ずるい。
パンチはもう安定感が抜群ですよね。いつでも笑える安心感。浜崎さんが「熱き血潮が俺を待ってるわ」って言われたら、松尾さんじゃなくても蹴りたくなる(笑)2本目は何回か他ライブでも見ているにも関わらず、ギターの件で笑ってしまうし。
LLRはどっちも好きだったけど、特に1本目。これたまらなく好きな漫才でした。今年のLLRの漫才の集大成だなって感じの展開の仕方で。構成としては「豚飼ってる」に近いんだけど、でも面白い。ちょいちょい福田さんから発せられる事実に、驚く伊藤ちゃんがまた楽しくて。「誓いのショートコント」って!恥ずかしいから、振りだけとか妙なリアリティがたまらなかった。2本目も伊藤ちゃん翻弄の漫才がなんとも。地味にまったく杏形ないところを経由させたり、完全に「エロイよね?」な感じが楽しかった。しかし、1本目は暗転間近で2本目は強制暗転だったんだけど全く2人が動じないのがねー。
パンクは2本目の「野球の勧誘」のネタが本当に好きで、久々に見れるって思ったらテンポがなんかおかしくて、そう思ってたら2人ともネタとんだらしくぐだぐだでしまいにはショートコントになってしまったのが残念。あまりの忘れっぷりに爆笑でしたけど。
ポイズンは1本目が本当に好きで好きでたまらなかった。ツッコミで「神の子」って初めて聞きましたよ。もう「国」が出てきた瞬間に崩れそうでした(笑)やっぱりポイズンは想像をはるかに超えてくるなー。2本目もかなり楽しかったんですけど、1本目でやられすぎちゃって。ただパンクの大事故の後の吉田「これ以上の笑いはない」からの阿部ちゃんの「4分間、どかーん待とうか」はきましたね。
ブレーメンは見れば見るほど岡部さんが心配になります(笑)スターのキャラも久々に見るとまた新鮮で楽しくて。漫才の筋に沿ったボケよりも、唐突に発せられるスターのスターだからこその発言がツボで。あのいつものスーツを指差して「これが俺の黒だ」って言われたら、もう。
カナリアは2本目のオチが好きで。私、安達さんの「落語家」然としたオチの付け方が好きな模様です。
ポテ少さんはもうベテラン漫才師みたいにドカンドカン受けますよね。さすが「キャパ150まで無敵」な芸人。内藤さんの唐突な発言が輝くと、漫才全体も盛り上がるなー。オープニングの「黙秘権」の流れを、本当に綺麗にオチに混ぜ込んできた内藤さんを見て、「あーポテ少のブレーンは内藤さんだった」って再確認で来ちゃいました。それくらい自然と、そして巧かったなー。


去年から続くM-1を視野に入れたライブ。今年は都合がつかずに数回しか見にいけなかったのが残念です。せっかくLLRがメンバーに加わったというのに・・・。カリカ林さんからの「3回戦、意外と落ちるよ」の言葉を胸に皆さん2回戦、3回戦と戦うわけですね。来年もこのライブが開催されるように、1組といわず複数組の決勝進出を楽しみにしたいと思います。