カリカコント +MEETS Vol.3

カリカ
鬼頭真也/高田郁子/佐藤貴史/市川しんぺー
パンチ浜崎/コッセこういち/伊藤修子

待ちに待ったカリカコントMEETSの3回目です。

カリカMEETS鬼頭真也『ブルゾネスまさお』
カリカMEETS高田郁子『花鳥風月』
カリカMEETS佐藤貴史『いつわり家族』
カリカMEETS市川しんぺー『NEXT STAGE』


平日じゃなかったらもう1公演くらい増やしたかったなーと見終えた後に切実に感じるくらい満足感高いライブでした。とにかくカリカの作るコントを見るのが久々だったので嬉しくて。しかも今回の客演にお気に入りの役者さんがいたので増す増すでした。
1本目なんてコントの主軸がブルゾンって!コントが進むにしたがって、コントタイトルの真意が分かる感覚が「あーカリカのコントだ」って嬉しくなって。鬼頭さんもR-1やレッドカーペットでの漫談スタイルは見たことあったけど、コント演技は初で。ゴエちゃんぽいのかなと思いきや、見た目が似ているだけでもっと白いというかアクがないというか綺麗にカリカ色に染まりましたねって感じで楽しかったです。ブルゾンを中心に普通に右的発言や慎太郎先生が出ちゃうのもカリカだなーと。最初からワクワクさせられます。
2本目のはまさかあっち向いてホイがここまでコントとして昇華するなんて!!ですよ。これまでカリカトークで幾度となく繰りかえされた「あっち向いてホイは勢い」にプラスαされた楽しみはたまらないです。ぬいぐるみを使った表現とか本当に今回のコントライブではあらゆる手法を使うなーって思ったり。コント終わりの香港映画あるあるなNGシーンとかお腹一杯ですよ。
3本目は前回の啓さんとのコントに近い感じのサイコな感じが好きで。設定が2転3転して恐怖の対象がくるくる変わるのが本当に大好きなテイストのコントだったのでね。また佐藤貴史っていうおもちゃを見つけたカリカの楽しそうなこと。またアップアップしながらもその降りになんとか答える佐藤さんがおかしくて。ジョイマンの真似でジョイマンじゃないほうをする人はじめて見ましたよ。
4本目はしんぺーさんに何さすか!(笑)ですよ。設定もミステリー?サスペンス的な感じなのに材料がおっぱいなモノだから俄然ポップになっちゃって。おっぱいが再び生えてきてからの「これから悩めるおっぱいが、あなたのところにたくさん来ますよ」(ニュアンス)この台詞が好きでした。あと林さんのオカマへの転身の素早さがたまらなかったです。本当家城さんも仰ってましたけれども、しんぺーさんと林さんのシンクロ率の高さは何なんすかね。あの林さんのズボンに手をつっこんで、アレを取ってしまったときのしんぺーさんの絶妙な表情がたまらなかったです。
そして忘れてはならない転換芝居の浜崎さん・伊藤修子さん・コッセさん。毎回コッセさんがスカトロ嗜好のゴリゴリのゲイなんだけど、その周りにいる浜崎&伊藤ペアの恋のお話はほろりとさせられる良いお話なんですよね。今回も「別れることは出来るけど、好きじゃなくなることはできない」って良い台詞だったな。浜崎さんがものすごく男前に見えます。普通に泣いちゃいましたもの。


MEETSは毎回本当に素晴らしい化学反応を見せてくれて楽しませてくれます。是非またMEETSは継続して開催して欲しいなと思います。その前にまずは今夏のカリカ単独を楽しみにしましょう。