エチュ1−60

MC:LLR武内由紀子
出演:ロシアンモンキーミルククラウンジューシーズ・パンサー
役者ゲスト:
工藤史子・園田裕樹(はらぺこペンギン!)
だてあずみ。(TRAPPER)・廣瀬友美(こゆび侍)

2日連続のエチュ1−60。ちょっと昨日が良すぎたかな・・・(笑)

  • Aグループ

ロシアンモンキー中須/園田裕樹・廣瀬友美

  • Bグループ

LLR伊藤・ミルククラウン竹内・ジューシーズ児玉・ジューシーズ赤羽

  • Cグループ

LLR福田・パンサー管・パンサー尾形/工藤史子

  • Dグループ

ロシアンモンキー川口・ミルククラウンジェントル・ジューシーズ松橋
パンサー向井/だてあずみ。


Aグループは芸人1人に対して役者が2人での3人組みというこれまでのエチュ1では鉄板の組み合わせだったんですけどねー。なんせ神様中須様が自由人。中須さん的にはきっかけ台詞時まで出てこない予定だったというくらい中盤まで役者のみの展開で。だからこそちょっと物語の展開が終わりでぐちゃぐちゃってなってしまって残念でした。やっぱり笑いに走っちゃうんですよね、芸人さんは。もうそれは仕方ない性ですけど。
Bグループはもうこれは芸人のみだし、ジューシーズだしで仕方ない。きっかけ台詞までは思うように物語も進まず、物語だけでなく物理的に人間も全く立ち位置が変わらない動きのない芝居だったんですが、まさにきっかけ台詞をきっかけにちょっと強引ではあったけどぐっと物語が動いたのは面白かったです。ただ強引過ぎて、暗転後全員で物語を説明しているのは面白かったです。
Cグループはくじ運が良すぎましたね。設定:オーディション会場、きっかけ台詞:CD、最後:喜でしたから、もう出来上がっている感じで。なのになぜ!な感じが勿体無い。しかも女優が工藤さんで期待大だったんでますます残念でした。工藤さんもテンパって面白行動に出る始末(まさかの演技中に耳打ち相談)だったり。福田さんが設定、流れを全部説明台詞として喋ってかなり筋道立てていたし、菅さんは存在からそのまんまプロデューサーとして出来てたし、まとまりある物語になると思ったんだけどな。やっぱりの尾形さんですよ。福田さんの「(工藤さんの)演技テストの相手役の男の子入れるから。入ってきて」で尾形さんを呼び込む形にしたにも関わらず、尾形「コンコン、失礼します」となぜか『21世紀松田聖子オーディション』を受けに来た体で入ってくる始末。残念だったなー。
Dグループは、組長を向井君が演じたりで配役もひねっててコレは面白くなるかなと思ったんだけど、結構序盤で敵討ち→昔の恋人的展開から人が死に始めてちょっと後チャットするのが早かったかなと。でも松橋さんの芝居はなかなか好きでしたよ。最後の最後いらんことしてましたけど。ジェントルが助けを呼びに行く体で舞台からはけようとしたのを、川口さんがまさかのブーメランでしとめるという暴挙に出てからは、一気に新喜劇の香りがしてきましたけど。そのほんわかぱっぱな空気を女優のだてさんがびしっと締めたときには「いける!」と思いました。役者って偉大ですね。

と昨日のグランジの演技が好き過ぎて、若干の物足りなさを感じた今回のエチュ1でした。やっぱり神保町花月での経験値っていうのは、こういう時のアドリブ力、話を展開させる力、そして何よりの演技力に如実に現れるんだなと実感させられた2日間でした。だてにグランジ主役乱発してるわけじゃないですよ。ただエチュ1で何度かLLRを見てるんですが、神保町が始まった当初は演技に照れがあって他のライブでもあまり芝居に乗り気じゃなかった(芝居じゃなくて『劇』というほど)福田さんが、いつも何とか話を展開させようと奮闘しているのがいつも意外であり頼もしかったりしますね。はい、多分贔屓目です(笑)