LLR福田がしゃべる

福田さんがゲストを迎えておしゃべりするらしいとのことで、浅草まで出向いてみました。
・暗転後聞こえるのは福田さんの鼻歌による出囃子。一切何の歌か判別不可なんですが・・・。幕が開き、いまだ鼻歌状態のまま福田さん登場。本当はミスチルのクロスロードを歌いたかったけれども、あまりに暗かったためユーミンの「恋人はサンタクロース」になったらしいですが正解を聞いてもああとうなずけない程のクオリティでした。
・この仕事の前に平和島で仕事&趣味にいそしんできた福田さん。今日もきっちり負けてきた模様です。「もう2度と行かない」なんて言ってましたけど、幻聴ですよね。
・一人で喋ってても仕方ないのでと早速ゲストを迎えることに。


<ゲスト1:POISON GIRL BAND 吉田>
・吉田「言っておくけど、福田と2人きりって苦手」福田「これ言ったらまた吉田さんに怒られると思うんすけど、2人が苦手っておこちゃま」
・福田さんにはいつも点数をつけられているんじゃないかと恐れる吉田さん。いつも今日は福田は機嫌が良いかな?と顔色を読んで対するようにしている吉田さん(なんてけなげな先輩)吉田「楽屋に入ってきた福田見て、今日は大丈夫だって思った。」福田「なんでそう思うんすか?完全に(平和島で)負けてきたのに」
・福田さんにとってギャンブルは日常。吉田さんは福田さん(や大さんら)がギャンブルするのはかまわないけれども、交通費までもつっこむのが分からないと。福田「交通費は戒め」と思っているそう。以前、漫才アワードの予選に参加するため深夜にすし詰めになったバスに8時間揺られ大阪へ。大阪についても狭い楽屋に全員体育座りで詰め込まれ、数分のネタをやって滑って・・・これでまたあの地獄のようなバスで帰るのかと思ったら「いぃぃぃ!!」ってなったらしく、自腹で新幹線で帰ることに。その前にと財布にあった3万のうち半分をパチンコへ、残りで新幹線と思っているとあっという間に残り1000円に。次の日に単独を控えて、絶対に今日中に東京に戻らないといけないと思いながらラスト1000円をパチンコにつっこんだときはさすがにつつーっとドラマのように涙が流れ、胃がキリキリ痛んだとか。でもその最後の1000円で当たって、最終的には+1500円の勝ちに。この経験があるから、関東圏では交通費まで全て負けてもなんとか歩いて帰れるからなんともないと。
・ギャンブルにおいての突き抜ける快感を大さんらと『負けの向こう側』と呼んでいると。吉田「大とかすぐ向こう側を見たがるけど、すぐ青くなって帰ってくるじゃん」(笑)
・福田「0の素晴らしさって言うのがあるんですけど」吉田「なにそれ、インド人みたいじゃん」福田理論としては、29歳の時は「30歳になっちゃう」と思うから辛いけど30歳になったら楽にあると。吉田「でもお前まだ29じゃん」これがギャンブルにおける無一文状態に繋がるってことですよね。福田「0になったら軽くなれる。0になったら希望しかない」


<ゲスト2渡辺直美
・直美ちゃんを妹のように可愛がっていると自負する福田さん。なぜなら自分の妹を虐めすぎてまったく口を利いてくれなくなってしまったからだそう。だからその罪滅ぼしの為に今、直美ちゃんを可愛がって会うたびにお腹を触っているそう(愛情表現がおかしい)
・福田さんの妹の話を聞くと嫌われるのも納得だという直美ちゃん。自分も可愛がっているといってくれるが、なかなかそうは思えないと。太っていることも「お前太ってんなー」じゃなくて「健康の為にちょっと痩せたほうが良いよ」とか言い方があると。福田理論では後者の言い方は太った人を差別して、上からモノを言ってると。自分の言い方は同じ立場に立った上でデブだなと思ったから言うんだと。直美「福田さんて普通に喋れないのかな?って思っちゃいます」
・福田妹のお話。妹さんが高校生時代勉強を見てあげていた福田さん。彼の口調で「こんなこともわからないの?」「何時間も勉強して、こんなこともできないならやっても無駄」だのボロクソでお母様まで慰める始末。そんな妹さんが某鉄道会社に就職なさったそうで、なんでそんなバカな妹が入れたんだ?とお母様に聞くと「あの子バカじゃないらしいのよ」。どうやら就職試験の筆記試験(多分IQ的なものか、SPIか)で満点を取ったらしく、その時点で内定していたようなものだったそう。(お母様&お兄さんが教師で、妹が一流企業勤めの過程で真ん中が芸人っていうのも特殊ですね。あ、お父様が完全に特殊でしたね。)
・福田「俺は可愛いとイジメちゃうタイプだから」直美ちゃんが凄いと思う先輩はPGBの吉田さんだと。楽屋とかで一人でいる後輩には必ず話しかけてくれていると。逆に怖い先輩はフルーツポンチの亘さん。(これ意外でした!)NSCの恒例として、1期上の先輩がお世話係として基本的なことを教える制度があって中でも亘さんが一番怖く、当時亘さんが髪を青くしてたので(!!)『青鬼』と呼ばれて恐れられていたそう。後輩は1度は怒られて泣かされてたとか。


<ゲスト3:ピクニック>
・ピクニック曰く「良い距離感」を保っている福田さんとピク兄。福田さんはその「良い距離間」を埋めたく今日ゲストに招いたとか。ピク「福田は俺のこと好きじゃないでしょう」福田「伊藤と仲が良いから遠慮している部分がある」
・意外とごついピク兄。剣道をずっとやっていたので、腕は太いと。あと得意なのは鉄棒。福田「どっちのですか?大車輪のほうか、逆上がりのほうか」ピク「逆上がりのほう。でも逆上がりならずーっと出来る。ずーっとまわってられる。」先日も夜散歩をしてたら公園を見つけて、一人で夜中ずーっとまわっていたそう(笑)
・あと特技といえば側転。とっても綺麗な分度器のような側転が出来るというピク兄。これが本当に綺麗。でもなぜか股間を痛める。福田さんも挑戦するが、昔折った鎖骨が気になってなかなか出来ない(笑)挑戦するも後半ビビッて分度器にならず。しかしピク兄のアドバイスを元に再チャレンジすると、きれーな分度器側転だけど、同じく股間を痛める福田さん。ピク「特技とるのやめて」(笑)福田「運動神経いいんすよ。昔はバク転も出来たし」
・ピク兄の奇跡的な事故の話。何度か聞いたことのある、轢かれそうになったバンの下に仰向けになって寝転んだら洋服全部持ってかれて全裸で出てきた話。イリュージョン!!
・同居はいかがですか?同居の先輩としてアドバイスする福田さん。同居人が福田さんのことを嫌いなので家には呼んでもらえないらしい。二人とも家でトイレットペーパーを変えた覚えがないなどと、もっと同居人に感謝したほうがいいねと結論。


<ゲスト4:増谷キートン
・来年から競技大会では使用が禁止となる、足首まである水着を着用で登場のキートンさん。使用禁止となるので、キートンさんも着用は今年一杯。
・福田「キートンさんも側転できます?」キートン「側転は宗教的にNG」(笑)
・BODYの話。今年のM-1はエントリーをし忘れた為に欠場なんだとか。残念。キートン「BODYが居ないから、準決勝ひと枠開いたよ」福田「そこに俺らはいりますか?」キートン「これから髪とか伸ばせば・・・」
・R-1はどうなんすか?実は毎年準決勝までは進んでいるキートンさん。次大会は優勝すると。まずは決勝なんじゃないですかという福田さんに、キートンM-1でもそうだけど、決勝常連になるのはダメ。1回で優勝しないと」そして優勝して2・3ヶ月R-1優勝芸人として極めたらきっぱりと芸人を辞めて農業を始めるか、職人に弟子入りして伝統工芸とかの職人になりたいそう。R-1優勝は辞めるきっかけ。キートン「なにか称号を取らなきゃ、2期生なんて誰も辞めないよ」福田「確かに誰も辞めなそうですよね」
・先日福田さんもオフの日、芸人を辞めた体で生活してみたんだそう。昼頃起きて、パチンコ行って、「芸人辞めたし、仕事探さなきゃな」って就職雑誌見たら年齢ですでにアウトになることが多く結果「芸人しかないな」と再確認したそう。福田「結局楽しいし、ご飯もなんとか食べれるし、友達も居るしで辞める理由がない」
・といいながらもサラリーマンにあこがれる福田さん。サラリーマンというよりも「オフィスラブ」に興味があるらしい。
キートン「俺、ドラフトに引っかかったら辞めるかも」
キートンさんとのトークはイスの距離が近かったので(福田「キートンさん、膝が当たってます」ってくらい)次はとイスを舞台の端っこまで移動するキートンさん。キートン「福田とゲストとお客さんで喋れば良い」

<ゲスト5:LLR伊藤>
・イスの位置に驚きながらも「キートンさんがそこでって」と言われ素直に席に付き、お客さんにぐいぐい「どこから来たんですか?」など質問する伊藤ちゃん。それをニコニコ見守る福田さん。何コレ。福田「寂しいんですけど」とようやくトーク開始。
・福田「伊藤、何飲む?」伊藤「俺、ポンジュースが良い」(言い方が子供だったよ)
・福田「朝の青田買いライブの後、俺が平和島行ってる間何してたの?」伊藤「家族とご飯行ってた」福田「何その有効な時間の使い方。」伊藤家恒例の月別お誕生会だったようで、10月生まれの伊藤ちゃんもお祝いされに。
・兄弟のお嫁さん(旦那さん)は家族なのか?福田さんは家族とは認められないと。(会場ブーイングの嵐(笑))福田「だって30年家族でやってきた中に、急に兄の嫁ですって言われても認められない」と。特に福田家は特殊。福田「俺んちってああじゃん」伊藤「うん」(友達モードになってきてますね)福田家名物の家族のマシンガントークに入れず一言も喋らないまま兄嫁が帰ることもあるそう。変わって伊藤家は次男の嫁が変わってて、ある日伊藤ちゃんに「私、これから智にあったら1000円上げるって決めたんだ」とルールを作り、その姪は伊藤ちゃんのことを「LLR」と呼ぶとか。福田「俺もその義姉に会いたいわ。1000円欲しい。1日に3回くらい上手いこと会いたい。そんなバイトないかな」伊藤「ティッシュ配りみたいな?」
・結婚したら遊んでくれなくなった福田兄。お嫁さんの尻に引かれているらしく、この頃はお金もめっきりくれなくなったと。伊藤「絶対嫁さんが『あげなくて良いわよ』とか言ってんだよ」
・福田「俺の兄貴とお前の兄貴でトークライブやらせようか?俺の兄貴、俺以上に上から物言うよ」伊藤「俺の兄ちゃん、喋れないからダメだよ。」
・福田「ポンジュースなんて誰も飲まないから、持ってって良いよ」伊藤「あざーす」
・福田「さ、休憩も終わったところで」


<ゲスト6:ピース又吉
・福田「又吉さん何飲みます?」又吉「ポンジュース」福田「・・・。すみません、大事な人にあげちゃいました」
・又吉「どのタイミングで乾杯するの?」福田「又吉さん、今まで見てました?」誰も乾杯なんてしてません。
・又吉さんとは2人でしか遊ばない福田さん。福田「又吉さんと遊んでると、僕が楽しめば楽しむほど又吉さんのテンションが下がってく。」
・福田「僕って寂しがり屋なんですよ」という爆弾発言から始まった又吉との思い出話。ある冬の日、終電も無い時間に渋谷で一人になった福田さん。ツタヤの前でいろんな後輩に連絡してようやくつかまった後輩のところに向かおうとタクシーに乗ったところ、又吉さんから「ずっと上から見てたで」とメール。急いでタクシーを降りて又吉さんの下へいったとか。又吉「ずっと、あのカラーパンツ福田やなと思ってた。でも上から福田の行動が丸見えで、もしここで電話した時福田が着信画面見て出なかったら傷つくから視界から消えたときにメールした。お互いに傷つかないように気を使った」福田「ま、その言い訳のタイムラグで710円かかりましたけど」
・福田「又吉さん、遊びに行きましょう。明日から3日間遊びましょう。ドライブ行きます?」又吉「お前、運転下手やから嫌。でも海、行こうか?」福田「来るねー、来るねー」、又吉「山に、タイムカプセル埋めに行こうか。」福田「又吉さん、山なめないでください。5年後に埋めた場所にあるとは限らないですよ。異物埋めたら木の根っことかがガンガン出していきますから」
・はじめてお互いを見た印象。福田さんの印象はルミネで見た線香花火で、とてもさわやかだったと。NSC出たてだったLLRは、劇場の手伝いをすればただで勉強させてもらえたが二人ともバイトでお金はあったので「手伝うくらいなら金払おうぜ、そのほうが座って見れるし」と二人揃って4000円払って見に行ってたそう。又吉「そんな後輩おらんで」
・又吉さんの格好の目指す先は、「愛している言ってくれ」の時のトヨエツ。そして先輩の中にも同じところを目指している人が居たと、それはカリカの家城さん(納得!)でも福田さんとしては又吉さんには可愛くなって欲しいと。福田「笑顔の人ほど屈折していると思うんで(又吉さんは違う)」
・福田「最後に僕に対するお願いはありますか?」又吉「伊藤ちゃんを痩せさせてほしい」
・福田「僕へのお願いはありませんでした、と。」


<ゲスト7:あべこうじ
・ゲストで呼ぶと、あべこうじのウザさ全開がよくわかる。
・近頃だいぶ飲めるようになったあべさん。福田「僕とは飲み方が違うと思うんです。」という福田さんは、酔ってくだ巻く飲み方。福田さん曰く、あべさんはバーで俺らは居酒屋。
・伊藤ちゃんとはよく飲むあべさん。あべさんは伊藤ちゃんのカラオケが大好き。福田「伊藤、経たでしょう」あべ「うん、一人でスナックに来た客が歌ってる感じ。しかも声量が半端ない」福田「舞台ではあんなに声で無いのに」
えんにちのアイパーとも飲むあべさん。先日、派手目な女の子が好きなアイパーと朝キャバに行った話。あべさんはキャバクラがそんなにお好きではなく、なぜならキャバ嬢と喋るとプロ意識が出て、プロ同士で本気で仕事をしだすからぶつかって楽しめないと。
・そんなあべさんが、アイパーと行った変り種キャバクラが『自衛隊キャバクラ』。別にキャストが元自衛官って訳ではなくて、そういう体のお店。キャストの女の子の衣装がだぼっとした自衛官の制服にホットパンツで「○○1等兵です!!」という感じ。そしてお酒を黒服に頼むときは「ミッショーン!」と呼ぶとか。
・お酒が飲めるようになったきっかけは、2007年ごろ、R-1で決勝行っても2位だったりその次はいけなかったりで自分に何が足りないんだろうと考えたところ、苦手を克服しようと思いつきその一歩がお酒だったと。毎日家でビールを飲み続けて、飲めるようになったそう。福田「修行じゃないですか」でも今でも臨界点が分からないらしく、ある一定量までは全然酔わないけど、それを超えたらガクッとなるとか。
・あべ「今日はお店12時で閉めちゃおう。だって遊びに行く用事があるんだもん」と楽しそうなあべちゃんのバー経営。


<エンディング>
・このライブ、これからも続けて行きたいそうです。そのときは半分くらいの人を入れ替えて。
・福田「吉田さんは不合格です」「伊藤は合格」「又吉さんは保留」などと、結果吉田さんだけ不合格決定でした。


◆感想◆
大吾組とも大福トークとも違う感じの、でも基本は福田さんが喋りっぱなしの2時間でした。福田ファンには楽しいライブだったと思います。とにかく私は楽しかったです。特にピク兄やあべさんとのトークは新鮮でした。LLRファンとして伊藤ちゃんは永久ゲストになって欲しいなと思います。二人のあの一瞬で高校生の時に戻ったかのようなトークが大好きなものですから。また次回もあれば是非足を運びたいと思います。