M-1グランプリ2009敗者復活戦&決勝戦

今年もお友達と大井競馬場で敗者復活と本選を見てきました。去年は比較的暖かだったんだけど、今年はちゃんと冬らしく寒い中楽しんでまいりました。
今年も3回戦から東京会場だけではありますが足を運んで、芸人さんたちの真剣勝負を多数堪能させてもらいました。応援している芸人さんが今年も3回戦の壁を越えられなくて辛かったり。でも3回戦で見た漫才は今年見た彼らの漫才の中で一番面白く感じられて嬉しかったり、それでも準決勝には行けないのか!と悔しかったり。審査結果の合格基準に疑問がわいたりと様々な感情がわきあがった秋から冬でした。一緒に大井競馬場に行った友人達は、決勝や敗者復活戦に応援している芸人さんが進出してて、漫才自体にも、芸人さんの姿にも、審査結果にも全てに一喜一憂して、本当素直に羨ましかったです。来年こそは私も気を揉んで、胃薬飲んで、涙して決勝戦を見たいなと心から思いました。それだけ決勝に勝ち上がった芸人さんはみんなキラキラしてて、格好良かったです。
本選は、トップ出番らしくないナイツがちゃんと面白くて、点数もちゃんと獲得している姿に感動して。南海キャンディーズの紹介VTRでしずちゃんの気合を知り、山里さんのツッコミが決まるたびに心躍って。東京ダイナマイトの堂々たる格好良さに酔って。笑い飯に感動して。ハライチの序盤にハラハラさせられて、後半の捲り上げにワクワクして。パンクブーブーのネタの時は「純さんの心が保たれますように」とだけ願ってました(笑)最終決戦の結果発表でパンクブーブーの名前がずらっと並んだスクリーンは感動的でした。一時毎月のようにライブでパンクの漫才を見てたので、想像以上に感動しました。本当おめでとうございます。売れたーーー!
しかし今年心に刻み付けられたのは笑い飯なんです。「鳥人」のネタは、面白いと友達から話で聞いていたので見るのが楽しみで、それをこのパーフェクトなクオリティで初見できて良かったです。講評でも繰り返し見るとなお面白いといわれていましたが、確かに家に帰ってまた見たんですがそっから連続3回「もう一回見よう」「もう一回見よう」の繰り返しでしたから。見れば見るほど面白いって素敵。2本目であのネタだ!って分かったときには笑いがこみ上げてきて。優勝したと思ったー。して欲しかった。でももう1年見れる。そう思おう。


さて見たって書いてんのに触れてない敗者復活戦。勝ち上がったノンスタイルに付いては、笑いの好みの問題ですし特筆すべきことはありません。見ていた席の関係で、全体の笑い声の量が分からなかったので誰が一番受けてたかも分からないのでね。勝ち上がったってことは、そういうことなんでしょう。
個人的に楽しくて、面白かったコンビに付いてちょこっと箇条書き。
・アームストロングのこの漫才は予選でも見倒したし、それ以外のライブでも数え切れないくらい見たのに毎回笑ってしまうフレーズがあるって言うのは凄いんだなと。
囲碁将棋は文田さんがブログコメントで宣言していた通り、J-WALKを歌い上げてくれてまして。好きなネタなんで単純に面白かったです。大井競馬場の広い空に響き渡る根建さんの野太い声!
・井下好井は準決勝で加えた一くだりが丸々カットされてて、その部分が結構好きだったので残念。でもこの芸歴で準決勝行けたっていうのは本当すごいし、来年以降楽しみだなーっと。
・鬼ヶ島は「あの」野田さんを見れただけで十分です。人力舎は本当良い人材が揃ってますよ。
ガスマスクガールは初めて見たんですが、これ好きです。初っ端の「これで自由」的言葉に引っかかったまま、最後にごそっと回収してもらってすっきり。(←これだけじゃなんのこっちゃですが)
・千鳥、ヤバイ。面白すぎた。「蒸しアナゴ」ていうフレーズ、「もとー」っていう大悟の声が頭から出て行かないんですけど(笑)同じくらいポイズンのネタもやばかった。面白かった。このネタは何度か見ているのに、何度見ても同じだけかそれ以上笑ってしまう。困った。似てないのに。家に帰って、録画してたのを改めて見て、会場では見れなかった阿部ちゃんの表情が良すぎてもう一度笑った。勝手に千鳥かポイズンが敗者復活する気持ちでいたくらい、面白かった。
ロシアンモンキーも良かった。初の敗者復活だなんて誰も信じないくらいベテランさんだった。音響のハプニングに対してのリアクションも、漫才そのものも最高だった。準決勝に進むべくして進んだんだなって、改めて思った。2回戦で一回落として、あかん!追加で上げな!!って思った審査員、気付いてよかったね。
藤崎マーケットの漫才も久々に見た。藤原時がやっぱり頭がおかしくて好きだなって思った。特に踊り場のくだり。
・ヘッドライトの漫才はやっぱり面白い。でももっそいスロースターターなんだよ。面白いのに、面白いのに。
スリムクラブのネタの好きなフレーズがなくなってて悲しかったけど、やっぱり説明会あたりがたまらない。
・見取り図も初めて見ましたが、ちょいちょいツボつくフレーズがあって好きかも。「浸かる」あたりが特に。


個人的に見る機会が多いので、来年はもっと東京吉本若手勢が準決勝まで駒を進められたらいいなと。でそろそろAGEAGEから決勝に行ってください。やきもきさせてください。
さてM-1終わって次はR-1ですね。あまりピン芸人さんを積極的に見に行っているわけではないので、予選に足を運んだりとかは無いとは思いますが、今週末に「福田 ゾフィー」がエントリーされているのは興味津々です。で、オトウトはエントリーするんでしょうか?