グランジ単独ライブ『眼鏡にカミナリマッパ』
2日連続の草月ホール。今日はグランジです。
ネタバレしてます。今後いろんなライブでネタを下ろすでしょうし、また来月は大阪でも単独がありますのでまっさらな状態でネタを楽しみたいのです！って方はご注意ください。では。
■コント：オーディション
□OPVTR
■コント：問題児と遊ぼう
□VTR:いつどこで誰が何をするゲーム
■コント：寝るな！
□VTR:恐怖の映像
■コント：第4工程所
□VTR：街頭アンケート１
■コント：キャッチボール
□VTR：街頭アンケート２
■コント：となりのおばさん
□VTR：不思議なVTR
■コント：イージーライダー
□VTR:通り魔
■コント：上京物語
□：エンディングVTR
とうとうグランジ単独からセンターマイクと軍艦マーチがなくなりました（笑）コント、コント、コントの2時間。笑い疲れました。こんなにぎゅっと密度の高いグランジ単独って正直久々かも。それくらいグランジらしいコントの詰まった単独ライブだったなーと。正直軍艦マーチが聴けなかったのはちょっとだけ寂しいですけど、でもグランジといえばコントってずっと思ってるファンとしては「お、今年は本当に本気なんだな。KOC期待していいって事ですよね」と思いたくなるわけですよ。
『オーディション』なんて、不慮の事故からの大オーディションの連鎖に不謹慎ながらも面白いわけですよ。五明さんがコリアンだったり、遠山さんの扱いがアレだったりある意味予定調和なのに、なのに面白いってグランジの3人が3人キャラがぐっと立ってるからできうることだもんなと。本当大さんが年始に言ってたとおり、信頼と実績をつんだら行けちゃうんじゃないって思っちゃいます。今回好きだったのが、2本目の『問題児と遊ぼう』と『となりのおばさん』。どちらもベクトルは違えどホラーテイスト。どちらも五明さんが吹っ切れたキャラクターで恐怖感が半端ないって共通点も。「問題児」のほうは、五明さんは存在が恐怖、大さんは背負ってるものが恐怖（笑）大輔お兄さんの「えっへん！」はまた違う意味で恐怖＆イラツキ（笑）また今回とても良席で見ていたので、五明さんの迫力が凄い、凄い。『となりのおばさん』は過去の名作*1である『はんぶんこ』『おすそわけ』に通じるホラーテイスト。でも全力でばかばかしいっていうのがなんともグランジらしくて最高じゃないですか。「いない、いないばあ」があんな恐怖とは（笑）そんな恐怖に挟まれる「玄関ガス溶接したわよ」とか無駄なディテール。たまらなかったです。また見たい！！『寝るな！』はベタなんだけど、でも挟み込まれる五明さんの心の病感がもうね、ずるいです。きゃぴっと「恋ばなしよ！」っていう大さんも何だし、それに返す五明さんの「そこの感情がないんだ。捻じ曲がってんだ。」とか語彙が楽しすぎますよ。オチがありきたりとかどうでもいいー！ていうかグランジにスマートなオチなんて求めてないし。力技、上等！力技っていったら『第4工程所』なんて本当の力。もはや技の名前を言いたいだけ（笑）そんななのに、最後は言葉による精神的ダメージとか言っちゃうところがすきなんです。『キャッチボール』はずるいよー。五明さんの暴投、面白いって。ホモネタ、安易！って思いきや一筋縄ではいかないところが大好きだなと。自分じゃない！やった！ってなったときの遠山さんの振り切れた喜び方が大好きなんで、存分に楽しめました。オチがそれかー！ってなってこれは良いですね。『イージーライダー』はちょっと珍しい形のコントで、新鮮でした。全裸の遠山さん*2よりも、大さんのブリッジ（になるのか？）「バルン、バルン」ってエンジン音が面白くて。『上京物語』は茶番かと思いきやちゃんとコント。大さんの風貌で「ラッパ我リヤさんに会うんだ！」「B-boyになるんだ」っていわれただけでニマニマしちゃうんですが、五明さんまでもがディスりだしたらもうたまらないですよ。でもってシンガーの母の衣装！遠山さんはがっちがちの女装よりも、ナチュラルな女装のほうがちゃんと女性に見えますね。どうでもいい感想ですね。そういえば今回はいつにも増して女装率高かったなー。
グランジ単独といえばVTRが秀逸なんですが、今回も言わずもがな。今回はオープニングから格好良かったな。明治神宮に袴姿の3人。上背があるから決まるんだな、これが。グランジのVTRだけ集めたDVD発売してください！欲しい。『いつどこだれゲーム』は遠山さんの恵方巻VTRでの浪人生っぷりもなかなかのものでしたが、シンクロが凄くて・・・。新宿駅からあまりに浮きすぎている大＆五明。影から撮影を見たい。周りの反応が見たい！あと、歌う五明さんを横に黙々と掃除する遠山さんがなんかぴったりすぎて笑っちゃいました。似合う。『恐怖の映像』は友達が体験して、そのせいで東京公演まで足を運んだ程の恐怖だった（笑）ので見れて良かったです。明るい照明、ずらっと並んだ成年男子、ばたばたばたばたと鳴る足音。こ、怖い（笑）『街頭インタビュー』は毎回外れなしですよね。個人的にインタビュアーがじろうさんでテンション上がりましたけど（自粛）基本五明さんが相撲関係のニックネームしかつかなかったりも、なにより遠山さんの付けられるニックネームがとことん悪口なのが（笑）初見で知らない人から「死体」「イマイチ」と言われる30歳男子。頑張れ！！『不思議VTR』は本当不思議。成年男子の戯れと交互に挟まれる学生運動の映像。『通り魔』は前回の五明ドッキリに続く第2弾。遠山さんに通り魔に襲われてもらおう！逃げ方がらしすぎて、必死な形相が完璧でした。逃げ出し、カメラが追いついてみればなぜか脱げているダルダルトレーナーのパンツ。奇跡。神様っているんですね。爆笑でした。エンディングで、大「これまで生きてきた中で3本の指に入るほど面白い」って納得。
本当終わったときの充実感が凄かったです。もう2時間たったの？って。でもそれが短くて不満なんじゃなくて、体感が時間が短い。でもこれ以上は無理ってくらいの充実感。あーグランジのファンで良かったって思いましたよ。ライブが面白いとその後のご飯も美味しいもんです。本当幸せ。このまま夏の単独、KOC,M-1とドキドキさせて欲しいものです。
