『オトメトーク』

今回で3回目の試み。
純粋なトークとしては2回目か。
オトメ本編で幾度となく出てくる台詞
「あ、ああ。そうなんですか」のきっかけとなったミニコント。
貴重な家城さんの歌。
林さんの「みんな一緒」の全容。
熊谷さんの「生放送を意識した進行」
うますぎるロボットダンス。
林家一族。
そして次回作の内容。
次回は『オカマーズセブン』(表記は未)
出演は(敬称略)
カリカ家城
カリカ
オコチャ
前田ししょう
ポイズンガールバンド阿部
コンマニセンチ竹永
THE PLAN9浅越


コッセこういち
永井佑一朗
デッカチャン


だそうです。
自衛隊が集まるバーでのお話だとか。
すでに次回作も楽しみ。
しかしこれだけの短いスパンで芝居を書く
家城さんの頭の中って。
イデアが枯渇しないって素晴らしい。
本業のお芝居畑の人でもこんなに短いスパンで
公演うつ人いませんよ。




今回のお話はすごくシンプルで、話の軸もしっかりした
見せるお話でした。
同じ高校の先輩後輩と、他校の女の子の三角関係と
その3人の恋を天使に報告する、お菓子たちの三角関係。


今日も泣いちゃいました。
流れが分かってるから、伏線の状態でチョコレートちゃんの気持ち
サキさんの気持ち、キャンディーガールの気持ち、愛子ちゃんの気持ち
どれもこれもが涙腺をギュンギュン刺激して
その分鬼塚先輩やガムボーイへの「死ねばいいのに!」(笑)気分も
高まる高まる。
愛子ちゃんと付き合うことを、サキちゃんに報告するところなんか
本当に男の子の「バカ」さ加減が満開で、清清しいほど。
鬼塚先輩のまっすぐで、純粋な気持ちを多分羨ましく思っていた
ガムボーイの心の叫び。
ガムボーイを好きで、好きで一番見ていたからこそ、
「ガムボーイはチョコちゃんを好きになりかけている」ことが分かってしまった
キャンディーガールの気持ち。
好きな人が自分の前で、他の女の子に
「記憶をなくしてしまっても、ずっとずっと好きだから」と言われてしまう辛さ。
そして「喜びを知ってしまったからこそ、辛い気持ちもわかるようになってしまった」
だからサキちゃんの、辛いどこにもぶつけられない思いを
自分の記憶と引き換えにしてでも、心をこめて天使に伝えようとする
チョコレートガールの思い。
好きという気持ちを、どこにもぶつけることも捨てることも出来なくなってしまった
サキちゃんの涙。
全部が10年程前の高校生だった頃の、恋心を思い出させてくれました。


平田さんは、アッチはさすがの女優さん。
今回はアッチの芝居アリで進んだというか、全部持って行っちゃったかも。
出てきた瞬間に空気が本多劇場でした(笑)
嬉しくて、でもキャンディーちゃんの手前喜べないんだけど
顔だけはほころぶ通り越してにやけちゃう、チョコちゃん。可愛かった。



新井さんは新人女優さんとは思えない。
ラスト、サキちゃんとチョコちゃんの二人のシーンは
本当に流れる涙が止まらなかったです。


熊谷さんも初登場。
アメ子さん、はまりやく。
そして会場の誰よりもこの舞台を楽しんでいて
アメ子さんという女性を愛しているだろうなっていうのが
びしびし伝わってきました。
「私、何も教えないから」っていうのがらしくて。
あと、8割何言っているか分からない(笑)大人の恋の一人芝居。
格好いいー!
またの出演を楽しみにしています。


ああ、乙女とおさむショーは見終えた後の
余韻がものすごい。
それだけパワーのある舞台だってことなんだよね。